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インドのファン大熱狂!『映画クレヨンしんちゃん』最新作がインドで公開、プレミア試写会も

大ヒット上映中の『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』。

最新作となる本作では、しんのすけとカスカベ防衛隊がエンタメフェスで踊るため、いざインドへ。

ところがインド観光の最中、奇妙な雑貨店で見つけた「鼻の形」をしたリュックサックを手に入れたボーちゃんが“暴君(ボーくん)”に豹変。ボーちゃんの暴走を食い止めるべく、しんのすけたちは奮闘するのだが…。

笑いあり涙ありの友情ダンスエンターテインメントムービーは、日本全国で先月公開。今なお観客を興奮させ続けている。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025

そんな『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』が、いよいよ物語の舞台となったインドでも劇場公開。

9月26日(金)からインド全国で、ヒンディー語・タミル語・テルグ語の吹き替え版の上映がスタートすることになった。

なおヒンディー語版には、ハリウッド大作&日本の大ヒットアニメの吹き替えも担当してきたインドの有名声優が続々参戦。

エリート刑事・カビール役(日本語版声優:山寺宏一)をSanket Mhatre(サンケット・マートレ)、大富豪・ウルフ役(日本語版声優:賀来賢人)をLohit Sharma(ロヒット・シャルマ)が演じる。

Sanketはこれまで『ONE PIECE』のゾロや、『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨の吹き替えも担当。

また、Lohitは『呪術廻戦』で五条悟の吹き替えを担当し、『Crunchyroll Anime Award 2025』の最優秀声優賞(ヒンディー語)も受賞している。

日本アニメとの親和性も高い人気声優たちが仲間入りを果たしたことで、インドでもますます注目を集めているクレしんワールド。

国境を越えた躍進ぶりから目が離せない。

◆橋本昌和監督&しんちゃんがインドを訪問!

『クレヨンしんちゃん』はインドでも長きにわたり、トップクラスの視聴率を誇るアニメコンテンツ。

今年8月22日に開催されたインド最大級のアニメーションアワード『ANNアワード2025』では、前作『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(※インドでは今年5月に劇場公開)が「Best International Animated Feature Film<最優秀外国語長編アニメーション映画賞>」、さらに『クレヨンしんちゃん』のキャラクターが「Best Animated Licensed Character (International)<最優秀ライセンスキャラクター賞・インターナショナル部門>」を受賞と、栄えある2部門同時受賞も果たすなど、その勢いは止まらない。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025

この追い風を受け、現地のファンからより一層熱い視線が注がれている最新作『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』。

そこで、本作のインド劇場公開を目前に、橋本昌和監督&しんちゃんがインドのデリーを訪問し、9月14日(日)に開催されたプレミア試写会に登場。

さらに9月15日(月)には、在インド日本国大使館が主催した一般参加者向けのワークショップで橋本監督がインドのファンと交流を深めた。

◆現地ファン約200人の熱烈歓迎を受け…

日印政府公認アニメイベント『Mela! Mela! Anime Japan!!』内で開催された、国際交流基金が主催する日本映画祭『Japanese Film Festival』。

そのなかで9月14日(日)に行われたのが、『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』のプレミア試写会だ。

プレミア試写会では、本編の上映直前に橋本監督&しんちゃんが登壇。会場に集まった約200人もの『クレヨンしんちゃん』ファン、そして現地メディアの熱烈な歓迎に、橋本監督も驚きが止まらない。

満面の笑みを浮かべながら「ナマステ!」とヒンディー語で呼びかけると、会場は一気に沸き立ち、温かな拍手と歓声が響き渡った。

さらに本編の上映が始まると、観客は大興奮で“クレしんワールド”に没入。大きな声で笑ったり、歌ったりと、ボルテージはみるみる最高潮に。映画を全身で楽しむインドならではのスタイルで、場内は盛り上がりっぱなしだった。

また、本編の上映後には引き続き会場で、橋本監督&しんのすけ役の声優・小林由美子のインタビューも収録したメイキング動画を公開。

ファンとさらなる交流を図るべく、ふたたび橋本監督が登場し、質疑応答の場も設けられた。

ここでは、ファンから熱い質問が続出。「インドのどんなところが一番好き?」といったインドならではの質問から、「なぜボーちゃんを選んだの?」という映画に関する質問まで、さまざまな質問が飛び交うなか、橋本監督が真摯に回答してまさに“灼熱”のプレミア試写会となった。

◆駐インド日本国大使・小野啓一氏も来場

さらにプレミア試写会には、駐インド日本国大使・小野啓一氏も駆けつけ、日印文化交流を祝福した。

登壇した小野大使は喜びもひとしおの様子で、「橋本監督としんちゃん、インドへようこそ!今日は、こんなにも多くのアニメファンと一緒に、おふたりをここインドにお迎えできて本当にうれしく思います」とヒンディー語で挨拶。

橋本監督としんちゃんを温かく大歓迎した。

◆橋本監督によるワークショップも開催

プレミア試写会の翌日9月15日(月)にはデリーの大学で、在インド日本国大使館主催のワークショップも開催された。

世界から注目される日本のアニメーションは、どうやって作られているのか?

『映画クレヨンしんちゃん』をはじめ、多くのアニメーション作品を手掛けてきた橋本監督が、約200人の一般参加者を前に熱弁。

質疑応答では「脚本はどのように作っているのか」「どうやったら監督になれるのか」という質問に対し、橋本監督が自らの経験を交えながら深い部分まで語り、より一層力を込めて話す一幕も。

約1時間にわたる質疑応答では、一度も途切れることなく次々と質問が寄せられ、会場の熱気は高まるばかりだった。

アニメをもっと世界に広めるためのワークショップは終始熱気にあふれ、大盛況のうちに幕を閉じた。

日印文化交流を深めると同時に、インドの『クレヨンしんちゃん』熱も肌で感じられる、またとない機会となったプレミア試写会&ワークショップ。

終了後には、サインや写真を求める現地ファンが監督の周りに殺到し、会場は最後まで熱気に包まれていた。

◆挿入歌がインド3言語版となって新登場

なお、『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』のインド劇場公開に先駆け、9月13日(土)からは劇中で流れる挿入歌『オラはにんきもの ~インドバージョン~』のインド3言語版(ヒンディー語・タミル語・テルグ語)のデジタル配信もスタート。現在、各種音楽配信サービスにて絶賛配信中だ。

オリジナル楽曲はいわずもがな、1993~1995年にTVアニメのオープニングテーマとして使用され、アニメキャラ名義のシングルとしては史上初めてオリコンベスト10入りも果たした『オラはにんきもの』。

そのヒンディー語版は、TVシリーズの放送が19年続くインドでも広く愛されており、インド各地で行われているアニメ好きが集う「アニメクラブ」のイベントや上映会などで流れる定番曲にもなっているほどだ。

そんな国境を越えた人気曲に、エキゾチックなアレンジを加えたインドバージョン。

インド3言語にも吹き替えられたことで、さらにインド感を増した新バージョンは、日本のクレしんファンも要チェックだ。

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