最終話ラスト174秒で主人公の様子が一変…ドラマ『誘拐の日』驚愕の結末
ドラマ『誘拐の日』は、心臓病の娘の手術費用を確保するため、主人公が裕福な病院長の娘を誘拐するところから始まるヒューマンミステリー。誘拐犯と誘拐された少女が異色タッグを組み、警察に追われながらも少女の両親殺害の真犯人を突き止めてゆく。
心優しきマヌケな誘拐犯・新庄政宗を斎藤工が、新庄に誘拐された記憶喪失の天才少女・七瀬凛を永尾柚乃が演じた。
9月2日(火)に放送された最終話では、凛の両親殺害事件がついに解決。そのまま物語は終わるように思われたが、“あるモノ”を見た途端に新庄の様子が変わり…。
(※以下、最終話のネタバレがあります)
◆「それ良かったら見てもいいですか」
最終話となる第9話では、ついに凛の親を殺害した真犯人が判明。これによって新庄の殺害容疑は晴れたものの、凛を誘拐した罪は変わらず牢に入ることに。
そんな新庄のもとに、医学博士の水原由紀子(内田有紀)が面会に訪れる。
水原は凛の父親・守(半田周平)が隠していた人工的に天才を作り出す研究に関するデータを持ってくると、「主に実験の記録や研究に関するメモ書きで、肝心の薬の組成表はなかったんです」と語った。
すると新庄が「それ良かったら見てもいいですか」と切り出す。
そして水原がデータを見せると、これまでマヌケだった新庄の様子が一変し、そこに書かれたデータを理解するように指を動かし始める。
じつは、幼いころ七瀬家の養子候補で、もともとは天才だった新庄。水原と別れても新庄は考え込んだ様子で、守の父・栄作(渋川清彦)が研究をしていたときの記憶を思い出す。
そして場面は切り替わり、七瀬家を片付けている凛のシーンに。そこで「真の医道は善き心に宿る」と書かれた額縁を見つけ、山崎忠(深澤辰哉)は「栄作院長がよく口にしていた言葉だそうです」と説明する。これに凛は「善き心か、なんか政宗みたいだね」と何気なく返した。
再び場面が新庄側に移ると、新庄は一心不乱に天才を作り出す組成表らしき表を壁一面に書き出しており、不穏なBGMの演出も相まってどこかゾクッとする幕引きとなっていた。
なお「真の医道は善き心に宿る」という言葉は、第1話で須之内司(江口洋介)たちが地下室に捜査に入ったときに部下の北村高広(佐藤寛太)がさり気なく読み上げている一幕も。真相をすべて知った上でもう一度最初から見直してみても、新たな発見がまだまだあるかもしれない。
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※番組情報:『誘拐の日』