『しあわせな結婚』第一部の重要ポイントを復習!第1話~第5話あらすじまとめ
脚本・大石静、主演・阿部サダヲ、ヒロイン・松たか子が集結したドラマ『しあわせな結婚』。
本作は、50年間“独身主義”を貫いてきた人気弁護士・原田幸太郎(阿部サダヲ)が、運命的に出会ったミステリアスな美術教師・ネルラ(松たか子)と電撃結婚するも、次第に妻が抱える大きな秘密が明らかになっていく、というマリッジ・サスペンスだ。
8月14日(木)には第5話が放送されたが、SNS上では同作品について、「まったく予想がつかない」「展開読めなくておもしろい」と盛り上がりを見せている。
本記事では、次週の第二部に備えて、第1話から第5話までの見どころやあらすじを紹介。これまでのストーリーを振り返りたい人はもちろん、まだ本作を視聴したことがない人もチェックして次回第6話からの第二部に備えてみては?
◆独身主義の幸太郎が50歳で電撃結婚…するも妻の“不穏な秘密”が明らかに
テレビ番組にも出演し、お茶の間から絶大な支持を得ているスター弁護士の主人公・幸太郎(阿部)。第1話では、そんな幸太郎が入院することになった。
50年間独身主義を貫いてきた幸太郎だったが、入院中ふいに猛烈な孤独感に襲われる。そして幸太郎は、思わずエレベーターに乗り合わせた見知らぬ女性・鈴木ネルラ(松)に声をかけていた。
するとネルラは、持っていた紙袋をなぜか幸太郎に渡し、その場を去っていく。それ以来幸太郎はネルラのことが頭から離れなくなるも、もう一度彼女と会うことは叶わなかった。
しかし退院の日、なんとネルラが病院の玄関口の前で待っており、「うち行きませんか?」と声をかけた。これに運命を感じた幸太郎はネルラと電撃結婚。少し変わった妻と、その家族が住むマンションで一緒に暮らし始める。
マンションにはネルラの父・寛(段田安則)、弟・レオ(板垣李光人)、叔父・考(岡部たかし)も住んでおり、週一で食事会があるなど家族の結束は固いよう。元来“ひとり好き”の幸太郎は、妻の家族との付き合いに苦手意識を持ちつつも、徐々にこの生活になじんでいく。
こうして幸太郎のしあわせな結婚生活がスタートしたが、警視庁捜査一課に属する黒川竜司(杉野遥亮)の登場で事態は一転。
黒川は幸太郎に、15年前ネルラの婚約者だった布勢夕人(玉置玲央)が不審な死をとげていること、さらに事件の第一発見者だったネルラを疑っていることを告げる。
とつぜん妻・ネルラに殺人疑惑が浮かび上がる第1話の幕引きに、SNS上では「最後で鳥肌ぶわーって立った!」「急展開にゾワゾワした」と反響が相次いだ。
◆妻は“容疑者”? ドキドキの新婚生活
第2話では、ネルラの殺人疑惑を知ってしまった幸太郎が、そのことを本人になかなか聞き出せないまま夫婦生活をおくっていた。
すると終盤、ネルラ自ら「幸太郎さん、わたしを人殺しだと思ってる?」と切り出した。
そしてネルラは、15年前の事件について語り始める。
もともと布勢とは大学時代に同じクラスだったというネルラ。そのときは話したこともなかったが、大学院を出てイタリア留学から帰国した際、画家としてすでに活躍していた布勢の個展で再会したという。
そこから2人は親密になっていったが、あるときから布勢は画が描けなくなる。
そして事件の日、布勢はネルラに無理心中を迫り、2人はもみ合いに。このとき布勢に突き飛ばされたネルラは、それ以降の記憶がないという。
ネルラは「(記憶がないなんて)幸太郎さんも信じないでしょ。警察も信じなかったもの」と自嘲気味にいい、「わたしが殺したか、殺してないかはわからないけど、でも、彼を破滅させたのは、わたしだと思う」と続ける。
さらにネルラは、布勢が亡くなった日から罰として自分の望みやしあわせは求めないことにしていたが、幸太郎と出会い「もう一度、しあわせになりたい」と思うようになったと明かした。
「でも、わたしが将来に希望を持った途端、15年前のことがまた襲いかかってきて、わたしから幸太郎さんを奪っていく。しあわせを奪っていく」と涙目で語るネルラ。
ネルラの話を聞いた幸太郎にもう怯えや戸惑いはなく、「ここを切り抜ければ、俺達は今のままやってゆける。引き離されることはない。一緒に生きていくために、頑張ろう。頑張ろう、ネルラ」と妻を支える道を選ぶのだった。
◆ウエディングフォト撮影から事件の記憶が…
第3話では、幸太郎がネルラから亡くなった弟の話を聞かされたり、鈴木家恒例の温泉旅行で寛から「どうか、ネルラを守り通してやってくれ」と懇願されたりと、どんどん家族の一員として鈴木家になじんでいっている様子が描かれた。
そしてあるとき、レオの計らいで幸太郎とネルラはウエディングフォトを撮影することに。
クセの強いフォトグラファーの指示に四苦八苦しつつも順調に撮影を進めていく2人だったが、撮影時のフラッシュによってネルラは布勢が亡くなった日の記憶を断片的に思い出す。
横たわったネルラが見た光景には、布勢のほかにもうひとり誰かの足が見えていた。
しかしネルラは、この記憶を取り戻してからすっかり無口になってしまう。
しばらくして、ようやくネルラが重い口を開いて事件の日の光景を一部思い出したことを幸太郎に打ち明けると、幸太郎はネルラを守りたい一心でこの第三者について次々と問いただした。
するとネルラは「尋問しないで!」と拒絶。妻のためにしていたことを咎められた幸太郎は、「俺はもう無理だ」と家を出て行ってしまい、大波乱の幕引きとなった。
◆ついに犯人判明!?「布勢夕人を殺したのは…」
ネルラと口論になり家を出て行った幸太郎だが、続く第4話では週に一度の鈴木家の食事会には顔を見せた。
すると、とつぜん幸太郎の元恋人・内藤つばさ(小雪)が鈴木家が住むマンションにやってきた。
幸太郎と同業の弁護士であるつばさは、「夏目緑子様の夫、夏目渉様の代理人として、鈴木寛様に至急お伝えしたいことがあり、参りました」と告げ、そこから寛の不倫トラブルが判明。
しかし寛の話を聞くと、相手の女性は独り身のように振る舞っており、寛もまた騙されていたことがわかる。
最終的に寛は相手を訴えることはせず最後まで“愛”を貫くことを決意してこの事件は一件落着するも、第4話はここで終わらなかった。
ネルラは何か決意した様子を見せ、第4話のラストで寛のもとへ向かう…。
そして唐突に「15年前、布勢夕人を殺したのは、お父さん?」と告げた。
対する寛は驚いた様子でネルラを振り返り、真実を当てられて動揺しているのか、それともまったく的外れな疑いに戸惑っているのか、どちらとも取れる反応を見せる。
それでもネルラは何か確信があるのか強いまなざしで寛を見つめ、「お父さんでしょ」と再び告げるのだった。
◆ネルラに予想外の味方が!?
第5話は、ネルラと寛のシーンの続きからスタート。
寛が15年前の事件の犯人なのではと問い詰めたネルラだったが、寛は呆気にとられた様子で「お前じゃないのか…?」と返す。
すると、寛はとつぜん腹を押さえて苦しみだし、動転したネルラは、自分を見張るために家の前にいた刑事の黒川に助けを求めて病院へ。
そこに幸太郎が駆けつけると、病室に黒川の姿が。事情を聞いた幸太郎は、ネルラが黒川を頼ったことを知り嫉妬にも似た感情が湧き上がる。
その後、幸太郎、ネルラ、寛の3人で話をすることに。
そこでネルラと寛は、布勢が亡くなる少し前に“ある事件”を起こしていたことを打ち明けた。
当時布勢は画が描けなくなり、画家の道を諦めレストランを開きたいので資金援助して欲しいと寛に頼んだ。これに対し寛は、布勢に画家の道を簡単に諦めてほしくないと出資を断った。
しかし布勢は寛を恨み、ある日レオがしばらく家に帰らなそうだとわかると、正体を隠して寛に電話をかけた。そしてレオを誘拐したと嘘をつき、身代金を要求。家族や警察にこのことを話せばレオを殺すと脅した。
のちに布勢の言動から寛は彼が偽装誘拐の犯人だと気がつき、ネルラに伝える。
そして15年前の事件の日、ネルラは布勢に偽装誘拐について問い詰め、怒りをあらわにする。そこから布勢はネルラと無理心中をしようとし、2人はもみ合いになったのだった。
ネルラは、この事件があったため寛が布勢を殺した真犯人だと思い込んでいたが、寛は改めて殺人を否定し、犯行時刻にはアリバイもあると続けた。
一方、15年前から執念深くネルラを疑ってきた刑事の黒川は、ネルラにあるとき「好きなの?」と聞かれて以来、自身の感情に悩んでいた。
そんなとき黒川は幸太郎と会い、ネルラから「好きなの?」と尋ねられた件を打ち明ける。黒川は「ありえないです。自分は刑事ですから」と続けるも、幸太郎は「まあ刑事ならそう言うしかないですよね。でもお気持ちはわかりました」「これから惚れた女のために、一緒に戦いましょう」と驚きの言葉を告げた。
これに黒川はハッとした表情を見せる。
そして時間が経ち、黒川がネルラの家の近くにいると、ちょうどそこにネルラが帰ってきた。
ネルラが「わたしを待ってたの?」と尋ねると、黒川は「はい」と認め、「真犯人は、自分が見つけます。あなたのために」と、これまでネルラを追い詰めようとしていた姿勢からは考えられない宣言をした。
こうして黒川が意外な形で味方につき、第5話は終了。8月21日(木)に放送される第6話からは物語がいよいよ第二部に突入する。
はたして布勢を殺した真犯人は誰なのか、幸太郎とネルラはしあわせな結婚生活を続けられるのだろうか?
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※番組情報:『しあわせな結婚』
毎週木曜よる9:00~、テレビ朝日系24局