徳川家康から拝領した至宝も!メディア初潜入の宝物蔵に小泉孝太郎も大興奮「すごい瞬間に立ち会いましたね」
MCを務める小泉孝太郎&高嶋ちさ子が、藤森慎吾の進行のもと“華麗なる一家=プラチナファミリー”の暮らしぶりをのぞき見する『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』。
8月5日(火)に放送された同番組では、観阿弥・世阿弥を先祖に持つ観世家の知られざる暮らしに迫った。
観世家の自宅のほか、650年以上引き継がれてきた宝物が保管されている蔵もテレビ初公開。伝統芸能一族が代々受け継いできた、命よりも大切なお宝とは…?
今回番組が訪れたのは、観阿弥・世阿弥が大成した伝統芸能「能」を室町時代から守り続けてきた観世家の自宅。意外にも能ということで想像されるような伝統的な日本家屋ではなく、の近代的な洋風の建物だった。
迎えてくれたのは、全国に900人以上の門弟がいる能楽界最大の流派・観世流の二十六世観世宗家・観世清和氏と、その息子の能楽師・観世三郎太氏。
応接室には、文化功労者顕彰状やフランス芸術文化勲章シュヴァリエ、紫綬褒章などが飾られており、清和氏は天皇陛下と小学校1年時から御学友だったことなども明かされた。
自宅の地下には、以前別の場所にあった旧観世邸から移築したという稽古場が。「神聖な場所のため、ここからは白足袋を履いて頂かないと入れない」と語る三郎太氏の案内で通された稽古場は、これまで能楽師以外は立ち入ったことがないという厳かな空間だった。
初世観阿弥、二世世阿弥に始まった観世流を650年以上の長きにわたり守り続けてきた観世一族だが、受け継いできたものは家と芸だけではない。
それが装束や能面といった秘宝の数々だ。それらは観世家の蔵に厳重に保管されているそうだが、宗家の厚意で今回、メディアとして初めて番組のカメラが入ることが許された。
湿度や温度を徹底管理した最新鋭の蔵で保管されているのは、舞台でつける能面や装束の数々。なかには徳川家康から拝領した反物で作られた装束もあり、観世の家元が“ここ一番”の舞台で実際に着用するそうだ。清和氏は「いずれは三郎太が身にまとって、次の代に守り伝えていく。未来永劫、観世家の宝として伝えていかなきゃいけない」と語った。
さらに清和氏は「三郎太に見せておきたいものがある」と言うと、奥から大事そうに風呂敷包みを運んできた。「三郎太に見せるのは今日が初めて」と語りながら清和氏が中から取り出したのは、1冊の書物。それは、世阿弥が子孫に遺した相伝の奥義書である「風姿花伝」だった。
この世で観世家にのみ存在する、世阿弥直筆の秘伝の書を前に、三郎太氏の表情にも緊張が走る。スタジオの小泉も「すごい瞬間に立ち会いましたね」と驚いていた。
番組ではさらに、本番直前の能の舞台裏にテレビ初潜入。揚幕の裏側にある神聖な「鏡の間」から見た“能楽師が見る風景”に、撮影現場にはため息がもれ…。
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※番組情報:『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』
毎週火曜 よる7:00~、テレビ朝日