脚本・大石静、主演・阿部サダヲ、ヒロイン・松たか子が集結したドラマ『しあわせな結婚』。

本作は、50年間“独身主義”を貫いてきた人気弁護士・原田幸太郎（阿部サダヲ）が、運命的に出会ったミステリアスな美術教師・鈴木ネルラ（松たか子）と電撃結婚するも、次第に妻が抱える大きな秘密が明らかになっていく、というマリッジ・サスペンスだ。

7月24日（木）に放送された第2話では、ネルラが幸太郎に“殺人疑惑”の真相を自ら打ち明けた。妻の疑惑に戸惑いを抱いていた幸太郎だったが、ネルラの話を聞くと彼女を力強く抱き寄せ…。

【映像】ネルラの殺人疑惑の真相が判明！

◆「幸太郎さん、わたしを人殺しだと思ってる？」

刑事の黒川竜司（杉野遥亮）から、妻・ネルラ（松）の元婚約者・布勢夕人（玉置玲央）が15年前に不審な死を遂げた事件の再捜査が始まったと告げられ、さらに第一発見者のネルラがその事件の犯人ではないかと疑われていると知った幸太郎（阿部）。

その後も幸太郎は、この事件についてネルラに聞けないまま悶々とした日々を過ごしていた。

すると第2話の終盤、ネルラ自ら「幸太郎さん、わたしを人殺しだと思ってる？」と唐突に斬り込んできた。「今わかってる情報だと、そういう可能性はあるかもしれないと思ってるよ」と返す幸太郎に、ネルラは「いつかバレると思ってたけど、こんなに早いなんて…」という。

そしてネルラは、15年前の事件について語り始めた。

布勢とは大学時代に同じクラスだったというネルラ。そのときは話したこともなかったが、大学院を出て、イタリア留学から帰国した際、画家として既に活躍していた布勢の個展で再会したという。

そこから2人は仲を深め、布勢はネルラの家族とも意気投合していたが、あるときから布勢は描けなくなってしまう。ついには、ネルラに「一緒に死んでくれ」と無理心中を迫り、拒否した彼女に襲いかかった。

ここまでの話を聞いた幸太郎が「それで布勢夕人を突き落としたの？　頭を殴ったの？」と尋ねると、ネルラは「わからない」と返答。布勢に突き飛ばされたネルラは、それ以降の記憶がないという。

「（記憶がないなんて）幸太郎さんも信じないでしょ。警察も信じなかったもの」と自嘲気味に言うネルラは、「わたしが殺したか、殺してないかはわからないけど、でも、彼を破滅させたのはわたしだと思う」と続ける。そしてネルラは、布勢が亡くなった日から罰として自分の望みやしあわせは求めないことにしていたことを話す。

しかしネルラは、幸太郎と出会い変わったという。ネルラは真剣に「もう一度しあわせになりたいと思うようになったの」と告げ、「ふたりで楽しく生きたいって望むようになったの。でも、わたしが将来に希望を持った途端、15年前のことがまた襲いかかってきて、わたしから幸太郎さんを奪っていく。しあわせを奪っていく」と涙目で語った。

ネルラの秘密を聞いた幸太郎の顔にもう怯えや戸惑いはなく、「しあわせになりたいなんて望んだことが間違いだったの」というネルラに、「間違いじゃないよ！」と力強く返す。

さらに幸太郎は、「ここを切り抜ければ、俺達は今のままやってゆける。引き離されることはない。一緒に生きていくために、頑張ろう。頑張ろう、ネルラ」と懸命に語りかけ、ネルラを強く抱き寄せた。

ネルラの話を聞き、瞬時に彼女を支えようと動く幸太郎の愛に思わず心打たれる幕引きとなっていた。

こうしてネルラと生きていくことを決意した幸太郎だが、刑事の黒川は激しい執念で捜査を進めているよう。このまま2人は、しあわせな結婚生活を続けていけるのだろうか？

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※番組情報：『しあわせな結婚』
毎週木曜よる9：00～、テレビ朝日系24局