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知英、名古屋でひとめ惚れ!「思い出すと、今でもドキドキします」

©テレビ朝日

14歳で韓国の人気アイドルグループKARAのメンバーとしてデビューを果たし、日本でも大人気となった知英(ジヨン)さん。

2014年にKARAを脱退後は日本を中心にアジア各国で本格的に女優活動をスタート。ドラマ、映画と主演作が続き、JYとして歌手業も絶好調の知英さんにインタビュー。

©テレビ朝日

◆日本のドラマと映画で日本語を勉強

-日本で本格的に活動を始めてからまだ4年ですが、とても流暢(りゅうちょう)で驚きました-

「ありがとうございます。今はずっと日本に住んでいるので日本語にも慣れたのもあるし、あとはやっぱり努力しました(笑)」

-韓国のアーティストの皆さんは日本でデビューが決まると、かなり日本語を勉強されているようですが、実際に日本語の勉強はどのように?-

「最初は日本のドラマや映画を見て勉強しました。ドラマは『オレンジデイズ』、『ロングバケーション』、『花より男子』などで、映画だと、『悪人』とか『ゼロの焦点』とか、そういう作品も見ていました」

-今はどうですか?-

「今は特に勉強しようとかじゃなくて、とにかく日本語を使っています。あと、実際に自分が演じる役のセリフのイントネーションを直してもらったり、ニュアンスを演技の先生に教えてもらっています」

-語彙(ごい)も豊富でまるで日本で生まれて育ったみたいな感じがします-

「日本人の役を演じることが多くなったので、そう思っていただけるのがうれしいです」

-映画『レオン』の舞台あいさつで竹中直人さんも「知英が日本人じゃないということを忘れてしまう」とおっしゃっていました-

「最近みんなそう言うんですよ。スタッフの皆さんも『韓国語をしゃべれるんだ』って冗談で、そんなことも言ったりして(笑)。

自分でも日本語ばかり使っているので、韓国語を忘れてしまいそうになるときがあるくらい。韓国にいる家族から電話がかかって来たとき、一瞬『あれっ?』って感じになって、韓国語が出ないこともあります(笑)」

ニニ君(左)&レオン君(右)

※知英プロフィール
1994年1月18日生まれ。韓国出身。2008年、K-POPグループ、KARAとしてデビュー後、2014年、脱退。日本を中心に女優活動を始め、ドラマ、映画、舞台、ラジオに出演。2016年、JY名義で歌手活動を再開。2017年、ドラマ『オーファン・ブラック~七つの遺伝子~』(CX)に主演。2018年、主演映画『レオン』が公開。7月14日には主演映画『私の人生なのに』の公開も控えている。

◆知英がひとめ惚れした相手は…

日本でひとり暮らしを始めて、ちょっとホームシックになっていたときに知人から猫をすすめられた知英さん。ペットショップを回ってみたが、なかなかビビッとくる猫には出会えなかったという。そんな彼女は仕事で名古屋に行ったとき、たまたま立ち寄ったペットショップで一匹のスコティッシュフォールドの子猫にひとめ惚れする。

-名古屋で運命の出会いですか-

「そうです。もうビビビッと来ましたね。ひとめ惚れです。『この子です!』と思って。すぐに名前も『レオン』と決めて、新幹線で一緒に帰って来ました。レオン君と出会ったときのことを思い出すと、今でもドキドキします。

最初はちょっと悩んだんですけどね。日本で一人暮らしして動物を飼えるかなと思ったんですけど、『猫は大丈夫』と言われて飼うことにしました」

-どんな性格ですか?-

「ツンデレですね。ロケなどで留守にすると、帰って来てもツンとして『来たか?』って感じ(笑)。でも、ちょっと、気にしているなというのがわかるのは、いつもは一緒に寝るのに、帰国した日は一緒に寝なかったり、遠くから見ていたり…何かそういうのがあるんです。

あと、旅立つ前はわかります。レオン君は絶対にわかる。スーツケースを出した瞬間、シューンってなって…。『ごめんね』って言うんですけど、すぐわかるんですよね」

-後ろ髪引かれちゃいますね。そしてもう一匹は?-

「アメリカンショートヘアのニニ君です。この子とはレオン君が通っている病院で出会いました。子猫を5匹産んだ猫がいたんですけど、あまりに可愛くて譲っていただきました。この子はすごく甘えん坊です(笑)」

-特技のところに「猫の調教」と書いてありましたが-

「私は小さい頃から犬しか飼ったことがなかったので、犬のように猫を飼っていたら、お座りをしたり、良い子でお風呂にも入れるようになったんです」

-猫がお座りですか?濡れるのも苦手なはずですが-

「ちゃんとお座りするんですよ(笑)。お風呂も大好きですし」

-お風呂が好きな猫も珍しいですね―

「小っちゃい頃からお風呂に入れてると大丈夫ですよ。レオン君は来た頃は生後2、3か月だったんですけど、そのときから毎月入れていました。そしたらいつの間にか喜んで入るようになりましたよ(笑)。お風呂場ではおじさんみたいに気持ち良さそうにしています。

ただ、お風呂は好きなんですけど、ドライヤーがダメなんですよね。だから乾かすのがちょっと大変ですけど」

-知英さんにとって、レオン君とニニ君はどんな存在ですか-

「なくてはならない存在です。どちらも可愛くてたまらない。あの子たちがいるから頑張れるし、疲れて帰っても癒されます」

©テレビ朝日

◆猫が1000匹いるお祭りだと思っていたが、実際は…

-最近、海外にも行かれたそうですね-

「5月に約2週間行きました。半分仕事、半分遊びみたいな感じで。ベルギーのイーペルという小さな町で昔から3年に1度行われる『猫祭り』に行って来たんですけど、結構大きなお祭りでした」

-どんなお祭りなんですか-

「猫のパレードって言うんですかね。猫のメイクをした人たちがいっぱい出て来て踊ったり、練り歩いたり…。ものすごい人でした。

どうして『猫祭り』をするのか聞いてみたら、中世時代、あの町にはネズミがいっぱいいて、それを退治するために猫を連れてきたんだけど、その後ペストがまん延、猫が魔女の使者だと信じていた人々が猫を高い場所から落として殺したんですって。

でも、町の人たちはみんな猫が大好きだから、そういう悲しい出来事があったことを忘れないようにしようということで『猫祭り』が始まったと聞きました。

それで最後のハイライトは一番高いところから猫のぬいぐるみを投げるんですけど、それをキャッチした人は幸せになると言われていて、一番盛り上がるんですよ」

-チャレンジしたんですか-

「全然、取れませんでした。無理でしたね。男の人が全部取っちゃって。背も高いし力も強いから。あと、お祭りだから昼間からお酒を飲んで酔っ払っている人も多くて危ないんですよ。命がけでした。半端じゃなかった。でも、楽しかったです。

私は猫が何千匹もいると聞いて、それを楽しみにして行ったのに、人間猫だったんですけどね(笑)。それはそれで楽しかったんですけど」

-旅行中、レオン君とニニ君のお世話はどなたが?-

「事務所のスタッフさんが面倒をみてくれました。私が留守にしている間は玄関の前で待っていたり、鳴いたり唸ったりしていたんですって。だから可愛いなあ、早く会いたいなと思って帰ったんですけど、全然喜ばないで無視するんです。でも、さりげなく遠くからチラッと見たりしていましたけどね。レオン君はツンデレなので(笑)。ニニ君はすぐに来ましたけどね。でも、やっぱり可愛くてたまらないです」

知英さんの猫祭りの様子は、7月15日(日)、AbemaTVで22時~23時とにかくネコが好き!!~知英がベルギーネコ祭りに行ってみた~で放送される。

次回後編では、知英さんのエロオヤジっぷりが話題になった初主演映画『レオン』、7月14日に公開される主演映画『私の人生なのに』の撮影裏話を紹介。(津島令子)

※「ベルギー・イーペルの猫祭り」
猫がイーペルの地で受けた暗い過去や、悲しい出来事を忘れないようにと、1938年よりイーペルで始まったといわれ、現在では3年に1度、5月の第2日曜日に開催される。人々が個性あふれる猫の姿に変装し、からだ中に色鮮やかなペイントをして町を練り歩き、町一体が猫と深く関わりあう1日。