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“呪いの儀式”で本当に人が死んだ?! 『やすらぎの郷』第5週おさらい

「倉本聰がシニア世代に贈る大人のための帯ドラマ」として4月から放送を開始し、シニア世代のみならず大きな注目を集めている石坂浩二主演の平日昼の帯ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。

5月1日から5日に放送された第21話~25話(第5週)では、“姫”こと九条摂子(八千草薫)の提案から行われた“ナスの呪い揚げ”が大きな波紋を巻き起こした。さらに、様々な女優たちと関係のある任侠スター・高井秀次(藤竜也)の入居の噂も…。また、第25話のラストには、突如として「やすらぎ体操」が公開! 驚いた人も少なくないだろう。

そんな第5週のストーリーを、まとめておさらいしていく。(写真はすべて©テレビ朝日/無断転載禁止です)

 

◆「呪いの儀式」から「飲み会」へ

テレビに功績のあった者だけが入れる老人ホーム「やすらぎの郷」。

ここに入居しているかつての大スター、“お嬢”こと白川冴子(浅丘ルリ子)は、以前は誘われることが芸能界のステータスにすらなっていた自分の誕生日パーティーに、今年はほとんど誰も出席しないことを嘆き悲しんでいた。

そんなお嬢に、“姫”こと九条摂子(八千草薫)がある提案をする。それは、誕生日パーティーに来ない不届き者たちを、“ナスの呪い揚げ”に処してやってしまおうという提案だ。

ナスに尖った割り箸を突き刺し、呪ってやりたい人の名前を叫びながらそのナスを文字通り“揚げる”というこの儀式は、姫自身がよくやってきたことだという。“聖人”のような姫から出たこの提案にみな驚くが、お嬢はこれを実行することに!

そうして呪ってやりたい人をリストアップし始めるが、その数は膨れ上がりなんと384人に…! しかし、相手を呪うには1人につきナス1本を揚げて食べなければならないと知り、お嬢は泣く泣く30人にまで絞り込む。

そして迎えた誕生日(儀式)当日。呪いの儀式にはうってつけの雷鳴が轟く中、いよいよ陰惨な呪い揚げの儀式が始まった…。

そんな儀式も、夜には終了。その後、参加した面々は大騒ぎの飲み会を始める。

姫が昔の写真を引っ張り出し、それを見ながら盛り上がる飲み会。すると、お嬢や水谷マヤ(加賀まりこ)も写真をもってきて、女優たちによる若かりし頃の写真の見せ合いが始まる。そんな数ある写真の中に、脚本家・菊村栄(石坂浩二)の亡き妻で女優だった律子(風吹ジュン)の若く美しい姿も収められていた…

水着姿の若くなやましい律子の写真に、栄は複雑な気持ちをもつことになる。

さて、呪いの儀式&飲み会の翌朝、事件が起きた。

なんと、お嬢が“呪い揚げ”にしたひとりのタレントが、突然死を遂げたのだ…! この驚愕のニュースをいち早くキャッチした栄は、儀式の参加者にこれを告げてまわる。

すると、お嬢はさすがに“人を呪い殺してしまった”というショックで自室に引きこもり、参加した“マロ”こと真野六郎(ミッキー・カーチス)も共犯者として気に病んでいる様子。しかし、姫と水谷マヤはいつもと変わらず平然と過ごしている。“狂宴”の余波は人それぞれだったようだ。

そして、栄はといえば、飲み会で見せられた写真の中の律子の若くて元気な姿を、脳裏から消せずにいた。

最期は、認知症を患いながら亡くなっていった律子。栄はその介護に疲れ果てていたが、いま思えば、律子の元気がなくなっていったきっかけは、彼女が舞台で台詞を飛ばし公演を中断してしまったときに、それを酷評した批評家だったように思える。

律子は、その酷評を見てから元気をなくしてしまった…。栄は、その批評家に今になって“殺意”を抱き、思わずナスで呪い揚げる妄想をはたらかせる。

 

◆高井秀次(藤竜也)が新たに入居?!

そんななか、かつて任侠映画で一世を風靡し、男女問わず人々を魅惑するフェロモンをもつ高井秀次(藤竜也)が新たな入居者として「やすらぎの郷」にやってくるという噂が施設内を駆け巡った。

この噂にマロは、「やすらぎの郷」の入居者の中に、かつて秀次と関係を持った女性が多数いることが心配だと栄に打ち明ける。

現に、彼と関係があったと思われる入居者の女優たちは、数少ない村の美容院を巡って予約合戦を繰り広げているのだ…。

さらに、美大を出ており絵の才能にもあふれている秀次。彼はこれまで、多くの女優たちのヌードを描いてきたと栄に話すマロだが、その中には「律子もいた」と口を滑らせる! 栄はたまらずマロに詰め寄るが、マロは「気にするな」の一点張り。

はたして、高井秀次が入居してきたら、「やすらぎの郷」はどうなってしまうのだろうか…?

◇◇◇

高井秀次(藤竜也)の名前が初めて登場した第5週。最初に彼の名が出てきたのは、“ナスの呪い揚げ”の儀式の後の飲み会だ。

ここでお嬢(浅丘ルリ子)と水谷マヤ(加賀まりこ)が、「(高井秀次と)関係をもったのは、私が先!」というちょっとしたケンカを繰り広げる。するとそこに「私が先よ」と言ってきたのが、ふたりの先輩である“姫”こと九条摂子(八千草薫)だ。

ただ、姫がこれを言ったのは、あくまで寝言。はたして、この“寝言”は真実なのだろうか?

第6週も見逃せない!

※ドラマ『やすらぎの郷』は、こちらにて無料の見逃し配信も展開中

※これまでのおさらい
第1週(第1話~5話)までの「おさらい」
第2週(第6話~10話)までの「おさらい」
第3週(第11話~15話)までの「おさらい」
第4週(第16話~20話)までの「おさらい」

 

◆第26話あらすじ

高井秀次(藤竜也)、入居の日がやってくる。『やすらぎの郷』は入居者、従業員を問わず、我先に秀次に挨拶しようという者たちで色めき立つ。しかし、予定の時刻になっても秀次は現れなかった…。

 

※番組情報 帯ドラマ劇場『やすらぎの郷
毎週月~金・午後0:30~午後0:50、テレビ朝日系24局
<再放送:【BS朝日】毎週月~金 午前7:40~午前8:00>