田中律子、徳さんに感謝のお弁当!収録中の“ガチ睡眠”も語る「可愛すぎます」
誰かのために“お弁当”をつくるとき、人は、「あの人はこの食べ物が好き」「これを食べて欲しい」「どんな顔して食べるのかな」…などと、つくる相手の顔を思い浮かべながらお弁当箱に食材をつめていきます。
そしてそのときの顔は、自然と優しく温かい表情になるもの…。
テレビ朝日で毎週日曜日の午後4時25分から放送している『おべんとレター。』は、毎回そんな素敵な顔でつくられた愛情あふれるお弁当が登場する番組。
大切な人に伝えたい思いを詰め込んだお弁当=“おべんとレター”を出演者に代わってお届けするこの番組は、6月24日(日)の放送で記念すべき100回目を迎えます。
そんな第100回には、テレビ朝日で放送されている旅バラエティー番組『路線バスで寄り道の旅』(毎週日曜 午後3時20分)で各地を旅して4年目となるお馴染みコンビ、徳光和夫さんと田中律子さんが登場します。
律子さんがつくるお弁当を、徳光さんはどのように食べるのか? テレ朝POST編集部が密着した収録の模様を紹介していきましょう。
◆田中律子、徳さん名物の“収録中睡眠”を語る「可愛すぎます」
今回のお弁当のテーマについて、「徳さんも77歳になったので、いつまでも長生きしてほしいなっていうのがテーマですね。栄養にも気を使って、お野菜たっぷりのお弁当をつくります。あとは、徳さんの好きなものを私は知っていますので、徳さんの大好物を入れたいなと思ってます!」と話す律子さん。
お弁当をつくりながら、自然と徳さんの大好きなところを話し始めます。
「素晴らしいなと思うのは、徳さんは、バスに乗っている他のお客さんから“徳さーん!”って必ず声をかけられるんですよ。そのとき、カメラが回っていようが回ってなかろうが、ずっとみんなと仲良くお話しするんです。あんなに長くお仕事されていて、あの優しさやサービス精神は、本当にすごいと思います。徳さんがみんなに慕われるのは、ああいうところに理由があるんだろうなって」
「徳さんは、お孫さんとか奥さんと一緒に旅行に出かけたときには、必ずお土産を買ってきてくれるんです。あと、うちの娘にも毎年お年玉を“徳じいさんより”みたいに書いてくださるんです(笑)。本当にありがたいし、娘にとっても徳さんはもうひとりのおじいちゃんみたいになってます」
そして、『路線バスで寄り道の旅』の名物といえば、徳さんの“ガチ寝”。バスの中だけでなく、ときには公園のベンチなどで収録中にも関わらず寝てしまうことがある徳さんですが、律子さんはそんな徳さんについて次のように話します。
「徳さんはサービス精神が旺盛だから、いろんな人に気を遣ってるんだと思うんです。スタッフさんにもそうだし、私にもそうだし、まわりの見ている方たちにもそうだし。それでちょっと疲れて、寝ちゃうのかな~って思います(笑)。本気で寝るんですよ! バスに乗ってる他の人たちも笑って見ながら、『本当に寝るんですね』って。私も『本当に寝るんです!』って(笑)。もうキャラクターですね。可愛すぎます」
実は、当初は番組のゲストだった律子さん。しかし、番組スタッフも含め“徳さんと一緒に旅ができるのは律ちゃんしかいない”ということになり、一緒に番組をやることになったそうです。
律子さんは、そんな経緯も話しながら、お弁当に込めた想いを次のように話しました。
「徳さんに会えて、本当によかったなと思います。大好きですね。徳さんにいつまでも長生きしてもらって、一緒にバスに乗り続けようねっていう願いが込もったお弁当になりました。開けてビックリするでしょうね!楽しみ! これからもずっとずっと末永く、私は徳さんを支えて、介護助手としてケアをしていきたいと思います(笑)」
そんなお弁当に徳さん、こんな顔をしていました。
ここでどんな言葉が出たかは、番組を観てのお楽しみ!
◆徳さん、「田中律子がいないとあの番組は成り立たない」と感謝
番組スタッフを介して徳さんに届けられた、律子さんからの“おべんとレター”。
お弁当を食べる前は、「僕も77年生きてますんでね、そんな簡単には美味しいと言えないわけですよ。何かしらコメントしなければならないっていうのはタレントさんの宿命なのかもしれませんが、簡単に美味しいと言ったら『この人は77年、一体何を食べてきたんだ』って思われますんで」と言っていた徳さん。
しかし、食べ始めると「美味しい」「今まで食べたお弁当でイチバン美味い」を連発! 驚くほどの食欲でお弁当をバクバク食べていました。
そして、徳さんもまた、お弁当を食べながら自然と律子さんのこと、律子さんへの想いを話し始めます。
「男女別にして、律ちゃんはイチバン好きなタイプの人間性なんですよ。本当にバランス感覚がいいお嬢さんだなって思っています。番組でご一緒させていただいておりますが、『路線バスで寄り道の旅』は、彼女がいなければ成り立たないっていう感じになりましたね。もう完全に。周囲からもよく、『田中律子がいないとあの番組は成り立たない』って言われます(笑)。
タレントさんでは律ちゃんが初めてですね、手のひらで泳がせてもらったのは。彼女は、そういうことが私だけじゃなく誰にだってできる。こっち側を見事に丸く包んでくれるんです。彼女はもう、私から見れば介護ヘルパー(笑)。女優と介護ヘルパー、両方できるんじゃないかと思いますよ」
このように、お弁当を食べながら徳さんは、律子さんへの深い愛と感謝を熱く語ってくれました。
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お弁当をつくりながら、そして、お弁当を食べながら――自然と相手の好きなところや感謝の気持ちを話すことになった徳光和夫さんと田中律子さん。そのきっかけとなったのは、ひとつのお弁当。お弁当を介して、想いのやり取りが交わされました。
お弁当はまさに、言葉を使わずに相手への想いを届ける手紙なのかもしれません。