「幼い頃からの夢が消えた瞬間だった」ヤングケアラーだった人気芸人の悲痛な叫びに同期のモグライダー芝も絶句
さまざまな人の本音に対し、本音で斬り込む、赤裸々音声バラエティ『耳の穴かっぽじって聞け!』。
5月12日(月)に放送された同番組では、“ヤングケアラーを経験した芸人の本音”と題し、アインシュタイン・河井ゆずるが幼少期からの壮絶な極貧生活を明かした。
現在の明るい顔の裏で体験してきた数々の苦難と当時の悲痛な思いに、MCのウエストランド・井口浩之とモグライダー・芝大輔も言葉を失ってしまい…。
【映像】アインシュタイン河井が住んでいたプレハブ小屋の実際の様子
「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話、介護などを日常的に行っている子どもや若者のこと。
2011年に稲田直樹とアインシュタインを結成し、現在では数々のバラエティ番組で活躍する河井だが、3歳の頃から母子家庭で弟とともに育ったそう。親の借金もあったことから、中学1年のときからアルバイトをして家にお金を入れており、河井は「今で言うヤングケアラーだった」と当時を振り返った。
母親が体調を崩したときには代わりにアルバイトに出るなどしていたが、高校2年のときにとうとうアパートの家賃が払えなくなる。
途方に暮れていたとき、数少ないツテを辿り「飲み屋街の雑居ビルの屋上のプレハブに住む」という話が舞い込む。
しかし、酔っ払いが鳴らす非常ベルの対処や糞尿の清掃をしながら物置だったプレハブに住むという生活は、周囲の視線を感じる余裕がないほど絶望的で、河井は「幼い頃から吉本に入るのが夢で、叶うと信じて止まなかったその夢が消えた、と確信した瞬間だった」と当時の心境を語っている。
これまでも過去の極貧生活について語ったことはあった河井だが、井口は「バラエティでは面白く話して、僕らも笑ってますけど、今回はかなり深いところまで話してくれてる」とコメント。河井とは芸歴22年の同期だという芝も「今まで言ってないもんね、そんなの」と驚きを隠せない様子だ。
芝はまた「ゆずるって本当に明るいし、みんなが周りに寄ってくるし、面倒見もいい。こういうのを経てるからというのも大きいんだな、というのがわかるね」と率直な感想を語っていた。
番組ではこのほか、河井が続けているという寄付やボランティアについても紹介。そのなかで井口が「僕が一番好きな言葉」だと明かした、東日本大震災の際に爆笑問題・太田光がラジオで呼びかけた言葉とは?
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※番組情報:『耳の穴かっぽじって聞け!』
毎週月曜深夜1:58~、テレビ朝日(関東ローカル)