“ポツンと一軒家”で山の整備を欠かさない80代夫婦。広さは東京ドーム10個分…そこには故郷への想い
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
12月29日(日)は、ゲストに南果歩と生瀬勝久を迎えて2時間スペシャルが放送される。
捜索隊が向かったのは、熊本県・阿蘇山の裾野に広がる森の真っただ中のポツンと一軒家。衛星写真で確認すると木々に埋もれるように家が建っている。
最寄りの集落で住人に声をかけると、地元に詳しい男性を紹介してもらう。しかし、その男性でさえ衛星写真だけでは見当がつかないよう。
男性は山の地域に詳しい知人に電話で確認してくれることに。すると、同じ集落に暮らしている夫婦の別荘ということが判明する。
あいにく夫婦は不在だったものの現地を訪ねる許可を得て、まずは山奥の別荘まで向かうことにした捜索隊。阿蘇の裾野に延々と続く深い森の先、まるで緑のトンネルのような山道を抜けると三角屋根のログハウスが建っていた。
捜索隊は夫婦が別荘を訪れる日にあらためて訪問する約束を取りつける。
2カ月後、あらためて別荘を訪ねると、88歳の男性と83歳の妻が出迎えてくれた。
以前は大きな集落だったものの、この地は活火山である阿蘇山の麓。かつて頻繁に噴火があり、さらに火山灰の通り道だったことも重なり、農作物が育たないために住人たちはみな移住を余儀なくされたのだとか。
代々農家だった男性の生家も70年ほど前に廃業。だが、「ここは私の故郷ですし、実家の跡地に、たまにゆっくりできる家を建てよう」と、24年前に別荘として山小屋風のログハウスを建てたという。
現在では「山は手入れをしていないと、保全ができなくなるので」と、東京ドーム10個分もの広大な山の整備も行っているという男性。故郷への思いを胸に、山の整備を欠かさないおだやかな夫婦の暮らしぶりにも迫っていく。
※番組情報:『ポツンと一軒家』2時間SP
2024年12月29日(日)午後7:00~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット