テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
menu

結成25周年・Perfumeが魅せるダンスのスゴさ!演出振付家・MIKIKOが解説「シンクロすることでより際立つ個性」

今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『EIGHT-JAM』。

12月1日(日)の同番組では、今年結成25周年を迎えた「Perfume特集」が放送された。

テクノロジーとシンクロダンスを融合させた最先端のライブで多くのファンを魅了しているPerfume。

今回はPerfumeが約7年ぶりにスタジオに登場! さらに、Perfumeのライブを最新技術でサポートするライゾマティクス真鍋大度もゲスト出演し、テクノロジーを使ったライブの裏側を貴重な映像や実演を交え徹底解説した。

また、Perfumeのライブで総合演出を手掛ける、日本を代表する演出振付家・MIKIKOに直撃インタビューを実施。

デビュー当時から25年間にわたりPerfumeを見てきたMIKIKO。そんな彼女が今あらためて語る、Perfumeのダンスのスゴさとは?

それが、「シンクロすることでより際立つ個性」。

MIKIKOは「3人がすごくシンクロしてるっていうイメージがあるけど、私のこだわりとしても3人の理解としても、振り付けが揃ってはじめて一人ひとりの個性が見えてくると思っている」と説明する。

さらに、メンバー一人ひとりの“個性”についてはこのように語っている。

「あ〜ちゃんはグルーヴがあって、リズムが得意。もう心から踊ってるみたいな感じ。

かしゆかはスタイルも素晴らしいプロポーションっていうのもあって、輪郭・角・角度を取るのがすごく得意。

のっちは滑らかさ。『人間が踊ってるんだな』って感じる滑らかさがある」(MIKIKO)

MIKIKOいわく、Perfumeの振付は「3人でバンドとして1曲を奏でてるっていう印象」になるようこだわっているとのこと。

特定の一人をセンターに置くのではなく、「ドラムを際立たせたい→センターはあ〜ちゃん」「ダンスの輪郭を際立たせたい→センターはかしゆか」「メロディーを際立たせたい→センターはのっち」というように、1曲の中で必ずそれぞれがセンターに来るシーンを作るようにしていると話す。

「どの子が今これをやるべきかみたいなのは、その楽曲の声質とか、歌詞のイメージ、音の強さによって変えるようにしてます」(MIKIKO)

一方、テクノロジーの中で踊るPerfumeのスゴさとは?

「テクノロジーと掛け合わせるとき、Perfume以外は全部データで正確に間違いなく動いていく。でも、Perfumeの3人だけが生身の間違える可能性もある、ちょっとした揺らぎもある人間っていうことがすごく大事。そのちょっとした揺らぎだったり、感情の高ぶりだったり、想いの強さが“正確”の中に入ったときに、より際立つ。

より3人の想いや、そこにかける情熱みたいなものが着火される感じがして、やっぱり人間ってすごいなっていう感想にいつもさせてもらえる」(MIKIKO)

MIKIKOの解説を聞き、支配人の古田新太は「結局はアナログ。3人が同じ位置に立って、同じ場所で手を出して首を傾げることによって、真鍋さんの映像がそこに入るわけだから。やっぱMIKIKO先生も言ってたけど、結果人間だものって思う。技術者としてもアーティストとしても、Perfumeは素晴らしい!」と大絶賛していた。

このほか、2021年のライブで披露した『マカロニ』や、5Gを利用し1万キロ離れた場所で驚異のシンクロダンスを披露した生配信など、人々を驚かせてきた演出の裏側が明らかに。

そして、スタジオではライブ演出にも取り入れられているプロジェクションマッピングを体験!

※『EIGHT-JAM』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)

※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」でも配信中!

※番組情報:『EIGHT-JAM
毎週日曜 午後11:00~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)