杉下右京、相棒に殴られ流血&ダウン!まさかの“ガチ喧嘩”に至る衝撃回「お言葉ですが…」
2000年のシリーズ誕生以来、濃密で骨太なミステリーの数々を世に送り出し、“国民的ドラマ”の地位を揺るぎないものにした『相棒』。
杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)の“黄金コンビ”が復活して3シーズン目となる『相棒season 23』は、10月から放送開始される。
テレ朝POSTでは新シーズンのスタートを記念し、『相棒』の多彩なストーリーにスポットを当て、オススメのエピソードを紹介していく。
第2回目は、右京と2代目相棒・神戸尊が対峙し“事件”に発展した『相棒season10』第7話「すみれ色の研究」(2011年11月30日放送)を取り上げる。
◆右京、15年ぶりに旧友と再会
物語は冒頭、特命係の右京のもとに大学時代チェス部で一緒だったという友人・加藤誠(柴俊夫)から電話がかかってくるところから幕を開ける。
相談したいことがあるそうで、久しぶりの連絡に右京も喜びを隠しきれない。
15年ぶりに再会したふたり。昔話に花を咲かせるなか、加藤の相談というのは、研究費横領の不正が行われている疑いがあり、密かに調査してほしいというものだった。
一方、右京不在の特命係には別の電話が。尊が対応すると相手は女子高生で、「父は疑われているのでしょうか?」と切り出す。その父というのが、右京の友人・加藤だった。
加藤の共同研究者だった女性が遺書を残して自殺し、その遺書には研究費横領の不正を告白する内容が書かれていたのだ。
女子高生によれば、加藤の亡くなった妻も共同研究者だったが、8年前に不可解な突然死を遂げた。そのため、父を疑う気持ちが消えないのだという。
◆右京、まさかの尊に殴られる!
研究費横領の不正を調査する右京と、不可解な自殺の真相を探る尊。それぞれ単独行動をしていたふたりは、加藤の研究所で鉢合わせてしまう。
右京は友人に疑いの目を向けられたことが不本意だったからか、尊に「さしたる確証もなしに疑いをぶつけるべきではありません」と言い放つ。
だが、それでも捜査をやめなかった尊。右京が「軽率な行動は慎むように言ったはずですがね」と釘を刺すと、尊は「お言葉ですが、僕は自分が間違っているとは思いません」と反論。対立するふたりの溝が深まっていく。
さらにその後、加藤の研究所で再び鉢合わせてしまったふたり。右京が「僕の邪魔だけはしないでください」と高圧的に諭すと、感情的になった尊は「オレだってそれなりの根拠があって言っているんです。少しは信用してくれたっていいでしょう!」と語気を強める。
これに右京は不敵な笑みを浮かべながら、「残念ながら君のことが信用に足ると思ったことなど一度もありませんよ」と突き放す。すると、耐えかねた尊は強烈な右ストレートを右京にお見舞い。倒れた右京は口から流血する怪我を負ってしまい…。
別々に行動する右京と尊の捜査が重なり合い、まさかの展開に至る本作。犯人を突き止める過程で起きる“事件”も、緻密に計算されたミステリーを持ち味とする『相棒』シリーズならではの見どころだ。
右京が相棒に殴られるという前代未聞の展開だが、もちろん一筋縄ではいかず、繰り返し見返したくなるような“裏の裏”まで描いた結末が控えている。
新シーズンがはじまる前のこの機会に、ぜひ見直してみてはどうだろう?
※番組情報:『相棒season23』
2024年10月スタート!【毎週水曜】午後9:00~9:54 (2クール)、テレビ朝日系24局
※TVerでは、『相棒』シリーズ過去作品を期間限定で無料配信!
※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では「相棒」過去全シーズン&スペシャルドラマに加え、劇場版、配信オリジナルエピソードも配信中!