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「火葬場で崩れ落ちた」ビートたけし、亡き母への切ない思い語る

2017年「日本をザワつかせた人々」をテーマに、ビートたけし、爆笑問題らが多彩なゲストと好き勝手なことをしゃべって1年を締めくくる『ビートたけしのTVタックル 爆笑問題とメッタ斬り!2017をザワつかせた50人』

©テレビ朝日

12月24日(日)に放送される同番組では、国会議員、芸能人の「不倫問題」、清水アキラの息子・清水良太郎、橋爪功の息子・橋爪遼による「2世薬物汚染」、軍事衝突が懸念される「米朝問題」などをテーマに、豪華ゲストをスタジオに招き、たけしと爆笑問題、『TVタックル』でおなじみのゲストが激論を展開する。

 

◆ビートたけし、橋田壽賀子の養子になる?

©テレビ朝日

今回、話題の一つとして取り上げられたのが、橋田壽賀子の『安楽死で死なせて下さい』の発表。安楽死を望むという橋田の著書はベストセラーとなり、安楽死について賛否を含めて様々な議論を呼ぶことになった。

スタジオには橋田本人が登場し、なぜ安楽死について考えるようになったのか、本当に安楽死を望んでいるのか、という疑問に答える。また、世界の安楽死事情などを紹介し、日本の高齢化社会にまで枠を広げて激論を繰り広げる。

92歳の橋田が、「さすがに身体の衰えを感じるようになってこの先が不安。仕事もしたいと思わないし、友人もいないので安楽死を希望しているんです。私の死はマスコミにも言わない、偲ぶ会などもやってほしくない。ひっそりと死にたい」というと、たけしは「俺も85歳を過ぎたら生死を自分で決めたいと言っているんだけど、身体が元気で脳が正常に機能していないと生かされちゃうからなぁ」と言いながらも「自分が安楽死したいと思うのはなんとも思わないけど、親・兄弟や知り合いに言われると、『ちょっと待って』と言いたくなっちゃうんだよなぁ」と、何とも複雑な思いを語る。

©テレビ朝日

そして、最愛の母が亡くなった当時の思いも告白。

「母親が骨粗鬆症だったから、医師から骨にスチールを入れるかどうかって聞かれたんだよ。そうすれば歩けるようになるかもしれないからって。でも、入れると痛くなるのはわかっていたから迷っていたんだけど、本人が歩きたいって言うから手術してもらったんだ。そうしたら案の定『痛い、痛い』って。それで歩くことも出来なくってさ。その時は“俺はなんてことをしたんだろう”って苦しかったね。で、その後、母親は亡くなるんだけど、火葬場で骨を拾うときにスチールが出てきてさ、それを見てもう崩れ落ちちゃったよ」と語った。

自身の小説『アナログ』にも、主人公の母親が骨粗鬆症を患い、足にスチールを入れる手術を医師から打診される、というシーンがあるが、それはたけしの実体験をもとにした一節だったようだ。

しかし、最後はあくまでも安楽死を望むという橋田に、たけしは「私を養子にしなさい。財産は引き受けますから」と一言。これに爆笑問題の2人も大爆笑し、『TVタックル』らしい展開になっていた。

 

※番組情報:『ビートたけしのTVタックル 爆笑問題とメッタ斬り!2017をザワつかせた50人』
2017年12月24日(日)よる6:00~9:00放送、テレビ朝日系24局