前人未踏のシリーズ第67作目!土曜ワイド劇場で『西村京太郎トラベルミステリー67』
4月8日(土)の『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日系)では、人気シリーズ『西村京太郎トラベルミステリー67 箱根紅葉・登山鉄道の殺意』が放送される。
本作は、前人未踏の超ロングラン人気ドラマシリーズの第67作目。十津川警部を高橋英樹、警視庁捜査一課の亀井刑事を高田純次が演じる。
物語の鍵を握るのは、2人の妻を保険金目当てに殺害したとされる箱根在住の男性画家。彼の死後、彼から関係者に“招待状”が届くという奇妙な出来事がおこり、捜査線上の男女が箱根に集う。
この不可解な事件に、十津川と亀井が挑む。
◆あらすじ
警視庁捜査一課の亀井刑事(高田純次)は、亡き親友の息子で弁護士の中村慎一(林泰文)から、ある自動車事故を調べ直してほしいと頼まれる。その事故とは5カ月前、箱根在住の画家・古木保男(山口馬木也)の妻・亜木子(森脇英理子)が運転中にガードレールに衝突し死亡したもので、中村の依頼人である亜木子の妹・井関ゆき(星野真里)が古木による保険金殺人を疑っているというのだ。
ゆきはかなり思い詰めているらしく、前夜「あの男を絶対に許しません。殺して姉の仇を討つつもりです」と殺人を予告するようなメールを中村に送ってきたという。しかし、2人が話している最中に箱根署から電話が入り、ゆきが未明に古木を殺害し自首したことが判明。亀井は思いもよらぬ成り行きにがく然とする。
その後、箱根署から正式な依頼が入り、事故の再捜査に当たることになった十津川警部(高橋英樹)たち。調べてみると、古木は事故の2カ月前に亜木子と結婚、亜木子の死により8000万円の保険金を受け取っていた。それだけではなく2年前、最初の妻・みどり(知江崎ハルカ)も結婚2カ月後に自動車事故で死亡。このときも、古木は5000万円の保険金を手にしたという。
古木は女性たちの間を渡り歩くプレイボーイだったようで、当時、亜木子の事故の捜査に当たった調布中央署は、古木の友人で元自動車整備工・白井豊(佐藤滋)の共犯を怪しんだものの、保険金詐欺の証拠は得られなかったらしい。
ところが、十津川と亀井が白井の自宅を訪ねたところ、なんと彼の死体を発見。何者かに鉄パイプで襲われ、殺害されていた。死亡推定時刻は、ゆきが古木を殺した時刻とほぼ一致した。少なくとも、ゆきには、白井を殺すことはできない。
翌日、ゆきが取り調べを受けている箱根署を訪ねた戸津川と亀井。そこで意外な事実が判明する。なんと古木の死因はナイフによる刺殺ではなく、青酸カリによる毒殺だったことが明らかになったのだ。ゆきは薄暗い部屋に忍び込み、古木の背中に一気にナイフを振り下ろしたと証言しており、すでに古木が死んでいたことには気づかなかったようなのだ。結果的にゆりには殺人罪が成立せず、釈放が決まる。
だがその後、奇妙な出来事が起きる。なんと死んだ古木から、ゆきをはじめ、生前、古木と関わりのあった人々に“招待状”が届いたのだ! 内容は「生前ご迷惑をおかけした皆様に箱根に集まってもらい、弁護士立会いのもと、遺言状を公開したい」というもので、古木の死後に箱根から投函されていた。
その招待状を受け取ったのは、ゆきのほか、最初の妻・みどりの弟・森川次郎(中林大樹)、古木とかつて交際していたクラブママ・望月京子(秋本祐希)、画廊経営者・岸本由美子(雛形あきこ)ら、捜査線上に浮かぶ男女ばかり。死者からの招待を受け、それぞれの思惑を秘めながら、箱根に集まる男女…。
古木はなぜ、自分を憎んでいたかもしれない人間たちを集めたのか?! その後もさらなる殺人事件が起き、事件はますます混迷の度合いを深めていく…!
※番組情報:土曜ワイド劇場『西村京太郎トラベルミステリー67 箱根紅葉・登山鉄道の殺意』
2017年4月8日(土)午後9:00~午後11:06、テレビ朝日系24局