『涙そうそう』への思い、娘婿・小木博明との暮らし…森山良子、存分に語る
いま一番聞きたいあの人の言葉を心の奥底から引き出すインタビュー番組『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』(BS朝日)。
11月11日(土)に放送される同番組には、デビュー50周年の歌手・森山良子が登場。鮮烈なデビューの裏話から名曲『涙そうそう』への特別な思い、長男・直太朗について、さらに娘婿・小木博明との2世帯暮らしまで、その知られざる素顔を赤裸々に語る。
◆デビューのきっかけはラジオで披露した即興曲
森山の父親はサンフランシスコ生まれの日系2世で、日本ジャズ界のパイオニア的存在のトランぺッターだった。そして母親は、元ジャズシンガー。家には大きな蓄音機があり、常にジャズの名盤が流れていたという。
森山が高校生だった1960年代はフォーク全盛期。アメリカン・フォークソングのバンドを結成し、青春を謳歌していたそうだ。
転機が訪れたのは、高校3年生のとき。友人のピンチヒッターとして出演したラジオ番組で歌を即興で作ると、その曲のリクエストが殺到したのだ。そして翌年、歌手デビューが決定する。その歌は、今や教科書にも載っている『この広い野原いっぱい』。鮮烈なデビューとなったが、森山が本当に歌いたかったのはフォークソングではなく、幼いころから慣れ親しんだジャズだった。
フォークブームが去ると、今度は歌謡曲を歌うよう命じられる。それでも大好きな歌だからと、歌わなかったことはないという。21歳のときにリリースした歌謡曲『禁じられた恋』は、オリコン8週連続1位を獲得。NHK紅白歌合戦にも初出場した。
◆『涙そうそう』に込められた思い
しかし、実は森山にも1度だけ歌をやめようと思ったことがある。それはデビューから4年、1歳年上の兄が急性心不全でこの世を去ったときだった。そんな兄への思いをつづった歌が『涙そうそう』だ。誰もが知るこの名曲の制作秘話と特別な思いを語る。
◆直太朗とは親子共演も
また、長男でシンガーソングライターの森山直太朗もデビューから15年を迎え、昨年暮れには親子共演も実現した。放送終了後から大きな反響があったという『聖者の行進』を、今回フルコーラスで歌う。
さらに、直太朗との親子関係から、娘婿でお笑いコンビ「おぎやはぎ」の小木博明との2世帯暮らしまで、普段はあまり明かされないプライベートをたっぷり語る。
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インタビューの舞台は、東京・西麻布。森山が20年以上なじみにしているというおでん屋で、テレビ朝日アナウンサー・小松靖と一献を傾けながらの語らいとなったようだ。
※番組情報:『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~』
2017年11月11日(土)午後6:00~午後6:54、BS朝日