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大ヒット中『ぼっち・ざ・ろっく!』がプロをも魅了するワケ。そのリアルな音楽的描写に「涙腺崩壊」

今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『EIGHT-JAM』。

5月26日(日)の同番組では、およそ1年半振りのアニソン特集が放送された。

スタジオにはアニソン評論家・冨田明宏、アニメ音楽プロデューサー・山内真治、声優としてだけでなくガールズバンド「MyGO!!!!!」で活動する林鼓子が集結。“ガチアニオタ”の宮田俊哉(Kis-My-Ft2)も交え、アニソン業界の進化を徹底解剖した。

『涼宮ハルヒの憂鬱』からはじまり、『けいおん!!』『BanG Dream!(バンドリ!)』と進化が止まらないガールズバンドアニメに、さらなるヒット作が生まれた。

それが、『ぼっち・ざ・ろっく!』だ。国内外で数々のアニメ賞を受賞する同作だが、なぜここまでプロの注目を集めるのか?

『ぼっち・ざ・ろっく!』は、ギターを愛するも陰キャでバンドを組めない女子高生がバンド仲間と成長していく姿を描く物語。その「今どきのリアルな音楽的描写」がプロをも虜にしているという。

主人公の後藤ひとりは陰キャなこともありバンドが組めず、「弾いてみた動画」をアップする日々を過ごす。この設定について、冨田は「現代的な要素もきっちり盛り込まれているところが、今のユーザーにフィットした」と解説する。

また、劇中に実在するライブハウス・下北沢SHELTERがモデルとなったライブハウスが登場し、ファンの間で“聖地”に。

そして、主人公の後藤ひとりが歌うエンディングテーマ『転がる岩、君に朝が降る』は、原作者がファンだと公言するASIAN KUNG-FU GENERATIONへのリスペクトを込めた一曲。このように『ぼっち・ざ・ろっく!』には、音楽のプロにとってはたまらない演出が散りばめられている。

さらに、同作の音楽プロデューサーを務める山内いわく、「細部にこだわったリアルなライブシーン」が“胸アツ”だとのこと。

物語のクライマックス、夢だった文化祭でのステージに立つ後藤ひとりだったが、演奏中にギターの弦が切れるハプニングが発生。そんなピンチを筒状の物を弦の上で滑らせながら弾く「ボトルネック奏法」で乗り切る。

そして、このピンチの裏で、ギターボーカルを担当する喜多郁代が仲間を助けるアドリブも。郁代は当初ギターを弾けなかったものの、ひとりの指導で上達。彼女の成長を感じられる一幕に、「バンドマンはそこで涙腺崩壊」(山内)と唸る。

ガールズバンドアニメの最先端を走る『ぼっち・ざ・ろっく!』。山内は「バンドを扱ったアニメはたくさんあったけど、ここにきて一番ゴリゴリな物がヒットしたのが、音楽人としてはすごくうれしい」と語った。

このほか、YOASOBI『アイドル』、Creepy Nuts『Bling-Bang-Bang-Born』が世界的にヒットしたワケとは?

また、『BanG Dream!(バンドリ!)』新シリーズについても、同作で声優を務める林がその裏側を語っている。

※『EIGHT-JAM』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)

※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」でも配信中!

※番組情報:『EIGHT-JAM
毎週日曜 午後11:00~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)

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