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『ポツンと一軒家』大捜索の果てにたどり着いた絶景。住人男性も「ここまで来るとは思わなんだ」

『ポツンと一軒家』大捜索の果てにたどり着いた絶景。住人男性も「ここまで来るとは思わなんだ」

日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』

12月3日(日)は、ゲストに的場浩司と岩渕真奈を迎えて放送される。

愛媛県の海にほど近い山の中にポツンと一軒家を発見。衛星写真で確認すると、山の中腹の斜面が切り拓かれ、低木が並ぶ一角に一軒家がポツンと建っている。

捜索隊は瀬戸内海沿いの集落で作業中の女性を見つけると、66歳の夫とともに衛星写真を確認してくれることに。目印となりそうなテニスコートは判明したものの、家のことまではわからないという。

近所の女性の家へ向かうと、続々と住人が集結してくるが、現在のことは詳しくわからないまま。そこで、地元に詳しい男性の家へ案内してもらうことに。

しかし、その男性でさえ「行ったことがない場所」となかなか情報が得られない。今度は町一番のご長寿、93歳の男性の元を訪ねることに。

すると、「ここはミカン農家の作業用倉庫で間違いない」と、ついに有力情報にたどり着く。しかも、目指す一軒家のある場所まで車で案内してくれることに。

地元住人の協力を得て、ついにポツンと一軒家へと向かうことになった捜索隊。集落を後にし、目印のテニスコートを越え、深い山道が開けると、そこには瀬戸内海を見渡す絶景が広がっている。

山から見下ろす美しい海の景色を横目にさらに山道を進むと、やがて山の斜面に広がるミカン畑が見えてくる。

そこで収穫作業をしていたのは、「まさか、ここまで来るとは思わなんだ」と笑う76歳の男性だった。

同い年の妻と22歳のときに結婚、婿養子としてこの地にやってきたという男性。かつてはミカン農家が15世帯ほどの集落だったそうだが、昭和60年代に農作物が輸入自由化となり、ミカンの値段が暴落する。

次々と農家が廃業し山を下り集落は消滅。夫婦もふもとの集落に移住したものの、この地へと通いミカンを育てている。

最盛期には12000坪の敷地で1500本ものミカンを育てていて、現在は900坪、100本までに縮小したが、早生と晩生の2種類を丹精込めて収穫し出荷も行っているという。

「(妻の)両親が苦労して切り拓き、残してくれたこのミカン畑。山を荒らすよりは見栄えがいい」とにこやかに話す男性に、「この地で生まれ育ったわけではないのに、大切にしてくれて感謝しています」と語る妻。

収穫作業に密着し、かつて暮らしていた住居跡を案内してもらうなかで、捜索隊は“秘蔵の夫婦ストーリー”に触れていく。

※番組情報:『ポツンと一軒家
2023年12月3日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット

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