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【レポート】『あんスタ!!』 “クロスロード”人気声優が集合!メタバースでトーク生配信

アニメや漫画などメディアミックスで人気のスマホゲーム『あんさんぶるスターズ!!』。

3DCGアニメ『あんさんぶるスターズ!!追憶セレクション「クロスロード」』の配信が11月からYouTubeで始まることを記念して、主演声優の神尾晋一郎(鬼龍紅郎役)、神永圭佑(神崎颯馬役)、細貝圭(羽風薫役)が11月11日(土)、メタバース空間「メタバース六本木」にてトークイベントを開催した。

生配信はおよそ1時間半にわたり、作品の魅力や制作秘話、プライベートの過ごし方などがたっぷり語られた。

◆神尾晋一郎、いい声は「産み落とされた瞬間から」

まず、会場のステージ上に、各々が独自にカスタマイズしたアバターで登場。

MCを務める神尾を中心に3人でタイトルコールをしたのち、お互いの第一印象を語り、「お互いに聞いてみたいこと」というテーマでゆるっとトークを開始した。

まずは細貝が、低音を響かせる美声に定評のある神尾に対して、「いつからその声帯なんですか?」と質問。神尾は「産み落とされたその瞬間からです」と冗談めかしながら、過去の声変わりなどについて語る。

神尾:「小学生くらいの頃は、たぶん声が高かったんですよ。中2で一度声が出なくなって、声変わりかなと思いつつ、そんなに低くはならなくて。高校時代に低くなったのかな。でも、『声が低いね』『いい声だね』って言われることもなかったから。だって、普通にサラリーマンとして働いてて、名刺交換したときに『いい声ですね』とか褒めなくないですか(笑)。

いい声って言われるようになったのは、マジシャンになってから。お客さんの前でやってたら、『あんた、マジックもすごいけど、声もいいね』って褒められるようになりましたね」

◆なぜか全員が“土下座”

続いて、「秘密をひとつ教えてください」というテーマでは、神永が「これ、言っていいのかな…?」と戸惑いながら、「みんなでご飯を食べに行くときは、お金をたくさん払ってくれます」と細貝の秘密を暴露。

神永:「初めてご一緒したのは、僕が19歳の頃で。そのとき、先輩とはこうあるべきなんだ、自分も大人になったらこうなりたいと思ったんです」

ここから、声優の業界では年齢ではなく芸歴が上の人が支払いをもつが、俳優の業界では年齢が上の人が支払いをするという違いについてのトークが続く。

神尾が「(細貝)圭くんの秘密を言うなら…“天然”すぎる」と、ファンにも周知の事実である秘密(?)とともに、メタバース空間に入った際に、自身が演じるキャラクター・羽風薫の大きな看板を見つけ、「これ羽風!」と無邪気に飛び跳ねていたというエピソードを明かした。神永も「だから後輩も(話しかけに)いきやすいですよね」と同調。

「能力としてはずるい」(神尾)「ほしい能力ですね」(神永)と褒められ、恥ずかしくなった細貝が土下座して、「負けてられないですね」と神尾が土下座し、神永も続くという、謎の流れが勃発。

なぜか全員が土下座をしている不思議な光景が完成し、その様子を見たファンたちから「なぜ全員土下座」「今からこの配信を見始めた人は、展開が理解できない(笑)」などのコメントが相次いでいた。

続いて細貝が、神永はモノマネが得意という秘密を明かしたことで、それぞれがモノマネを披露する流れに。細貝が『ドラゴンボール』のセル、神尾も同じく『ドラゴンボール』から第二形態のセル、神永は『ちびまる子ちゃん』の学校の先生のモノマネを披露した。

◆「おれの名台詞」それぞれが美声で名台詞!

イベントが佳境に入ると、新しく配信されている『あんさんぶるスターズ!!追憶セレクション「クロスロード」』についてのトークを展開。

ここでは、4択のアンケート機能を使い、会場に集まったファンとコミュニケーションをとる。

「UNDEAD(作中のユニット)がコラボするなら、どのジャンルの楽曲か?」では「パラパラ」、「無人島に行くなら誰がいいか?」では「アドニス」に多数票が入り、「好きなユニットはどれか?」の質問では4つの選択肢がすべて「紅月」と表示されツッコミを受けるなど盛り上がりを見せ、「おれの名台詞」というテーマではそれぞれが美声で名台詞を会場に響かせ、拍手のエモートが画面上に多数表示されていた。

◆ファンからの質問タイム…深い作品トークも!

ここでトークはいったん締めくくられ、3人が主導するかたちでイベント空間「メタバース六本木」内のツアーを開始。

 

地下に存在する仮想カプセルホテル「Fly Meta HOTEL」で3人のアバターと記念撮影をしたり、クライミングウォールに一緒に登ったりと間近で交流を楽しんだ後は、再度ステージに戻りファンからの質問タイムへ。

「今作は『あんスタ』シリーズのキャラクターの過去がテーマとなっているが、演じるにあたって気をつけたことはあるか? 」という質問に対して、3人は下記のようなやりとりで回答。

細貝:「羽風くんは、この時代だと、男の子に対してドライなので。そのことを意識してやってました」

神尾:「過去編が描かれるまでに、神崎のことを女の子だと思っていたというエピソードがあって。それが初めてこの『追憶』というシナリオで描かれた部分なので、たしかにドライですよね」

細貝:「懐かしかったですね。最近は羽風くん、成長して、優しくなっているので」

神永:「僕はあえて、何かを変えることはしなかったんです。キャラクターの年齢的なことを考えると、そこまでの変化が起こるのって、もっと先のことだろうと思って。たとえばもっと先の話があるとして、そこで変化をつけたほうが、颯馬としての成長が見えるのかなと思いました」

神尾:「それが不思議と、初々しさとして出てましたよね」

神永:「兄さんは?」

神尾:「僕が意識したのは、紅郎が、より荒れてる感というか。ぱっと見た感じで不良に見えるように、対人関係で一発目の音を、強く入ってみたりしましたね」

神永:「やっぱりちょっと怖いですよね」

神尾:「優しいんだけど、ちょっと怖いんですよね。たとえば『おい』っていう一言でも、過去のほうが少し圧をかけてるみたいな。そういうようなイメージで演じましたね。この時代の紅郎くん、ちょっとカッコいいですよねえ」

このほかにも、「歌いやすい歌や、思い入れのある歌は?」「楽屋でどんな話をしているのか?」などの質問に答えているうちに90分のイベントは終了。

MCの神尾の「90分って長いかと思ってたら、意外と短かったですね」というコメントに対して、神永が「少し足りないくらいですね。もう90分いけますもんね」と話すと、「結構な人数のスタッフさんが苦笑いしてますねえ…」(細貝)「じゃあ、おひとりでどうぞ」(神尾)と突き放されるかたちに。

そして最後には、

「みなさんと一緒に画面で遊ぶことは新鮮で楽しかったです。ぜひ作品を見てください。そして寒くなってきたので、体調に気をつけてください」(神永)

「初めての経験なので、最初は不安しかなかったけど、アバターを通してみなさんと一緒に遊べて、すごく楽しかったです。あっという間の90分でした。またお会いしましょう。『クロスロード』をたくさん見てください!」(細貝)

「キャスト陣にとっても非常に大切な作品のひとつになっております。あらためて今作の配信を見ていただいて、ぜひ感想を投稿してもらえるとうれしいです」(神尾)

とイベントの感想を語り、作品の告知をしてイベントは終幕した。

<文:森ユースケ>