埼玉県の“ポツンと一軒家”!花木を育てる81歳夫婦に所ジョージも感服「きれいな仕事だなあ」
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
6月4日(日)は、ゲストに榎木孝明と石川花を迎えて放送される。
15歳の石川は祖父が70代だそうで、「おじいちゃんが所さんの『世田谷ベース』を見ています」と話すと、所ジョージは「(お父さんじゃなくて)おじいちゃん!」と苦笑い。
榎木はポツンと一軒家について、「私自身が鹿児島県の限界集落が近くにあるようなところで生まれ育ったものですから。山の風景に懐かしさを感じ、住んでいらっしゃる方の人生ストーリーには涙が出そうになることもあるんですよ」と語る。
埼玉県・西部の深い山の中にポツンと一軒家を発見! 広く切り拓かれた土地の中央部に大きな畑といくつかの建物が密集しているように見える。
榎木は「人の手がしっかりと入っている畑ですね。東京が近いので、私だったら希少価値の高いものを育てて出荷したいですね。たとえば自然薯とか、ハーブとか」と自身が暮らすイメージを膨らませるように話していく。
石川は「建物が4つくらいあるので、団体とかご家族6人くらいで暮らされているんじゃないでしょうか」と、1枚の衛星写真から想像を広げる。
「埼玉でも市内から随分と山深い場所まできましたね!」と捜索隊が話すように、あたり一面は山の景色。そんな山あいにある麓の集落で、畑仕事をしている76歳の男性に衛星写真を確認してもらうと、心当たりがあるようだ。
どうやらポツンと一軒家の住人とは顔馴染みのようで電話で確認までしてくれる。しかも「余計なおせっかいですが、先導して伺いますよ」と、一軒家への案内までしてくれるという。
男性の運転する軽トラックの後をついて集落を出発した捜索隊。ひときわ道幅の狭い橋を渡ると、そこから先は深い山道が続いている。見渡す景色には急峻な山々が延々と広がっており、人家があるとは思えない。
車幅ギリギリの崖道を越え、急な坂道を登りきった先に建物を発見! そこで笑顔で迎えてくれたのは81歳の夫婦だった。
先代まではこの地で林業、炭焼、養蚕、こんにゃく芋の栽培などを生業にしてきたという男性。現在は「こんにゃく芋が重くて持てなくなったのでね」と、花木の栽培、出荷を行っているという。
捜索隊が訪れた日は啓翁桜(ケイオウザクラ)の収穫、出荷作業を行っていた。花芽が多いものを選び、手際よく作業を進めていく。スタジオで見ていた所は「きれいな仕事だなあ」と感服するばかり。
捜索隊は丁寧に育てた花木畑の様子や、仲睦まじい夫婦の山奥での暮らしぶりに密着していく。
その様子に石川は「素敵なご夫婦の貴重なお話が聞けてすごくよかったです!」と話し、榎木は「普段、夫婦2人だけだと本音で話す機会は少ないと思いますけど、取材が入ることで、お互いの本音を伝えられるのがいいですね」と感激する。
※番組情報:『ポツンと一軒家』
2023年6月4日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット