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侍ジャパン・ヌートバー、日本への憧れと原点となった幼い頃の体験「子どもの私にとって彼らはヒーローでした」

3月8日(水)に開幕した第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。

王座奪還を目指す侍ジャパンのキーマンとなる選手のひとりが、日系人で初めて選出されたラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)だ。

アメリカ・カリフォルニア州で生まれ、日本人の母を持つヌートバー。フルネームはラーズ・テイラー・タツジ・ヌートバーといい、侍ジャパンではミドルネームのタツジにちなんで“たっちゃん”の愛称で親しまれている。

3月5日(日)に放送された番組『スポーツ記者団 こぼれ話』では、大会開幕前にアメリカで合宿中のヌートバーを取材。WBCへの熱い意気込みを聞いた。

◆母が語る意外な一面

テレビ朝日の取材班は、ヌートバーの両親を取材。アメリカの自宅を訪れると、母・久美子さんが「よく来たね!」と熱烈歓迎してくれた。

久美子さんによると、侍ジャパンに選ばれてからヌートバーの自宅での振る舞いが変わったそう。

久美子さん:「うれしいんだろうね。自分のことを『侍ジャパン』って呼んでいるから。『侍ジャパンが来るよ。朝ごはん用意して』『侍ジャパンお腹すいた』とか

なんと普段から自分のことを“侍ジャパン”と呼んでいるという。

◆幼いときに抱いた日本代表選手への憧れ

そんなヌートバー本人を直撃するべく、取材班はカージナルスのキャンプ地へ。

練習場に現れた彼は、「ヨロシクオネガイシマ~ス」と片言の日本語で挨拶し、人懐っこい笑顔を見せた。

チームでは明るい性格からムードメーカーとして愛されているヌートバー。

同僚たちは「走攻守そろった選手で、肩もいいし何でもできる選手」「日本代表の力になるし、ファンを喜ばせるよ」と太鼓判を押す。

さらに、「日本のルーツに誇りを持っているっていつも話しているよ」という声も。

ヌートバーと日本野球との出会いは、8歳のとき。

日米親善高校野球に出場するために訪米した日本人選手たちのホストファミリーになり、当時高校生だった斎藤佑樹や田中将大(東北楽天ゴールデンイーグルス)らと出会っていた。

ヌートバー:「とてもカッコイイと思ったし、子どもの私にとって彼らはヒーローでした。彼らのようにプレーできるようになりたいと思ったんです

そのとき抱いた日本代表選手への憧れは、野球選手を目指すモチベーションとなった。

ヌートバー:「侍ジャパンに選んでくれた栗山監督には感謝しています。正直、監督のためだったらなんでもする覚悟です」

指揮官・栗山英樹監督への忠誠を誓ったヌートバー。日の丸を背負う誇りを胸に、夢の舞台へ――。

ヌートバー:「大谷やダルビッシュといったトップ選手とプレーできるのがすごく楽しみなんです。積極的なプレーをしたい。日本は世界一になれるよ」

なお番組では、大谷翔平や千賀滉大についての“こぼれ話”も紹介。さらに、侍ジャパンの宮崎合宿でダルビッシュ有や栗山監督にも話を聞いている。

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