マヂラブ野田、『M-1』で爪痕残した“あの芸人”を称賛「決勝にあのネタもってくるのはバカ(笑)」
テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」にて好評配信中の『焚き火で語る。』。
「焚き火の前で話せば…2人の仲が溶け合う」をコンセプトに、2人の芸能人が仕事観、生き方、恋愛など、普段は出てこない本音を赤裸々に語る“本音トークバラエティ”だ。
1月15日に公開された動画には、マヂカルラブリー・野田クリスタルと錦鯉の渡辺隆が登場。ともに『M-1』王者の2人が『M-1グランプリ2022』について語った。
◆「まだ世間はバカを認めていない」
「今回のマイベスト漫才は?」というトークテーマで2人が名前を挙げたのは、最終4位だった男性ブランコ。
決勝では「音符を運ぶ」というシュールな世界観のドタバタ漫才を披露し、敗れはしたものの強烈な印象を残した。
野田はそんな彼らの“パントマイム”に着目し、その技術を絶賛。
「見えたじゃないですか。音符が」と断言すると、渡辺も「見えたし、『音符って重いんだ』って普通に受け入れられた」と笑いながら共感した。
「男性ブランコって一見シュールというか“雰囲気のある2人感”出すコンビですけど、まじバカっすよね。『M-1』決勝にあのネタもってくるのはバカ(笑)」
“バカ”という言葉を使って、彼らのネタを最大級に称賛した野田。
優勝した『M-1グランプリ2020』では、自身のネタが「漫才なのか、漫才じゃないのか」という“漫才論争”を巻き起こしただけに、ネタについて色々と思うところがあるよう。
「M-1のよく言われる“論争”とか、『これが漫才だ』みたいなことを、今は芸人よりも見ている人の方が言うじゃないですか。この食い違いって何かと言ったら、まだ世間はバカを認めていない。俺はそこが抜けていると思うんですよ。『そんなことよりバカじゃん』って芸人が優勝したり、点数が入ったりしていると思う」
この意見に対し、渡辺も「確かにそれはあるな」と共感。「『バカを許さねえ』みたいなのがどこかにあるのかな」と首をかしげた。
◆「漫才をスゴイものだと思っちゃってる」
決勝で披露されたネタについて議論が巻き起こることの多い『M-1』。
野田は「ゴチャゴチャ言うやつらってマジで1年に1回くらいしか漫才見てない」とバッサリ切り捨て、「だから漫才をスゴイものだと思っちゃってる」と持論を述べた。
毎日のように漫才と向き合っている芸人としては、「漫才をスゴイものだ」とは決して思っていないそう。
「“バカの行い”なのに、まるでスゴイものと思わせるからおかしなことになっている。毎日漫才やってみ?そしたらわかるよ。こんなに中身のないことやっているんだって」と自虐気味に語っていた。