レジェンドミステリー『終着駅シリーズ』ついに完結!片岡鶴太郎「ファイナルにふさわしい物語」
ミステリー界の巨匠・森村誠一氏の原作を得て、1990年に誕生した『終着駅シリーズ』。
本日12月22日(木)、ついにファイナル作品『十月のチューリップ』が放送される。
オンエア直前、長らく主人公・牛尾正直(うしお・まさなお)刑事を演じてきた片岡鶴太郎からコメントが到着。
あらためて作品への思いを語ったほか、今回のヒロインを務めた美村里江の演技を絶賛した。
『終着駅シリーズ』は、執念の捜査で事件の奥底に潜む真相に迫る、新宿西署のベテラン刑事・牛尾正直の活躍を描くミステリー。1990年、露口茂の主演で誕生し、第5作(1996年)から片岡鶴太郎がバトンを受け継いだ。
ファイナル作品は第38作に当たるが、週刊誌記者・川村冴子(水野真紀)とのコラボ作『終着駅の牛尾刑事VS事件記者・冴子』シリーズ(計16作)などを合わせると、今作は片岡の主演50作目となる。
◆牛尾刑事最後の事件に“疑惑の女”の影!
そんな牛尾の歩みをしめくくる最終作『十月のチューリップ』では、“神の手”をもつといわれる心臓外科の名医が刺殺される事件が発生。
牛尾は第一発見者であるフラワーショップ店主・北野英子(美村里江)に容疑者の面通しを依頼するが、そのときの英子の証言に違和感を覚え、捜査を開始する。
やがて、英子の過去にいくつもの謎が隠されていたことが判明。執念の捜査を進めた牛尾がたどり着いたのは、衝撃の真実だった…!?
人間の“善と悪”、そして“生と死”を深く考えさせる、辛く悲しい事件が描かれていく。
◆片岡鶴太郎、美村里江の覚悟に敬服!
片岡と美村は、2012年のNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』で共演。
当時から真摯に演技に取り組む彼女の姿勢に感銘を受けていたという片岡は、今回のヒロインが美村に決定したと聞いた瞬間、「ああ、もう大丈夫だ!美村さんなら受け止めてくださる」と、作品の成功を確信したという。
フラワーショップのオーナーを務める英子は華やかなイメージの職業とは裏腹に、どこか影のある女性。
その役作りのため、美村が食生活で塩分を摂らない、いわゆる“塩抜き”という方法でストイックに身体を絞ったことを聞いた片岡は、「塩抜きって、ボクサーが計量前、ガッと体重を落とす方法なんです。アルカイックスマイルで美しい美村さんが、中身はなかなかのボクサーだったとは!“ヤバイぞ、これは!”としびれましたね」と、覚悟をもって作品に臨んだ美村を絶賛。
そして、このファイナル作について「人間を掘り下げた普遍的な作品。シリーズならではの深い意味をはらんだ、ファイナルにふさわしい物語です」と力強くみどころを語った。
※番組情報:『森村誠一ミステリースペシャル 終着駅シリーズ・ファイナル 十月のチューリップ』
2022年12月22日(木)よる8:00~9:54、テレビ朝日系24局