『Mステ』新サブMCの鈴木新彩アナ、アイナ・ジ・エンドから授かった“BiSH風”の名前とは?
本記事は、テレビ朝日アナウンサー公式サイト「アナウンサーズ」のコーナー「アナch.」に掲載されているコラムを当サイト用に編集したものとなります。
今回書いているのは、田原萌々アナウンサー。
今年2022年に入社した新人アナウンサーたちがこの10月から担当している仕事をそれぞれ紹介しています。
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こんにちは! 田原萌々です!
今回は、ズバリ!新人アナウンサーの担当番組を深掘り!ということで、新人の2人に、10月から担当し始めた番組のことを根掘り葉掘り聞いてきました!
1人目は『ミュージックステーション』担当の鈴木新彩(すずき・さらさ)アナ!
早速ですが、Mステを担当することが決まった時のことを教えてください!
鈴木アナ:「アナウンス部長からの電話で担当することを知りました。Mステといえば、小学生のときから見ていた大好きな番組。そこに私が加わるなど到底信じられず、電話を切った後はしばらく放心状態でした」
何が起きたのかすぐに理解ができず思考回路停止……といった感じでしょうか。(笑)
鈴木アナの話を聞きながら、ちょうど1年前『ミラクル9』を担当することが決まった時に同じような気持ちだった自分を思い出し、とても懐かしくなりました。
普段から非常に勉強熱心な鈴木アナ。実際にデビューする前に、何度も見学に行って勉強を重ねたとか。
鈴木アナ:「9月の放送を3回見学しました。実は、初めての見学前日、全身に蕁麻疹が出てしまったんです。Mステを担当することを気負いすぎたのでしょうか。自分でも気がつかないうちにプレッシャーを感じていたのかもしれません。
ただ、いざ見学に行くと、アーティストの方もスタッフの皆さんも温かく、すごく安心しました。前アシスタントの並木(万里菜)さんも『こんなこと聞いていいのかと思うくらい些細なことでも質問してね』と声をかけてくれたんです。
その言葉に救われ、デビュー前からMステについて少しずつ知ることが出来ました。しかし、見学の段階では自分が10月からタモリさんの横に立つイメージは全く出来ず…。現実味が湧かないまま9月が終わってしまいました」
真面目で責任感の強い鈴木アナ。10月に向けて着々と心の準備も整えていったわけですね。
実はデビュー前、見学以外にも、とある企画を行っていたんですよね?
鈴木アナ:「はい。デビュー前に、タモリさんとアーティストの皆さんにインタビューをさせていただきました。
タモリさんには、まず『いつもどうやって緊張をほぐしていますか?』と伺いました。すると『緊張をほぐす方法はないよ』とまさかの回答が。『緊張したままでいいんじゃない』と言っていただき、ありのままの自分で初回放送に臨もうと覚悟を決めることが出来ました。
そして、アーティストの方にも沢山インタビューさせていただきました。中でも、BiSH の皆さんにインタビューした際には、僭越ながら、アイナ・ジ・エンドさんにBiSHさん風の名前をつけていただいたんです!
それが『サラサ・ファニー・スティーティー』! 贅沢すぎるお名前をいただき、本当に貴重な体験でした」
サラサ・ファニー・スティーティー! これからそう呼びます。(笑)
さて、ここまでデビュー前の話を聞いてきましたが、実際にデビューを終えた今、振り返ってみてどうですか?
鈴木アナ:「初めてプロデューサー陣と顔合わせをしたとき、『毎週一番いい場所で音楽を聴けるのだから、それを楽しみにおいで』と言われたんです。
当初は責任のある立場につくのだから、スキル面について激励があるのかと思っていました。しかし、一貫して『まずは楽しみなさい』。さらには『頑張らなくていいよ』という言葉まで。正直驚きました。今はその言葉通り、音楽が聴けることを全力で楽しんでいます!
ただ、生放送は時間との戦い。トークが伸びすぎてしまうと最後の曲が切れてしまう可能性すらあります。そのために毎回放送時間内に収まるよう、スタッフが1秒単位で時間を管理しているんです。
今まで当たり前のように観ていたのは、時間通り綺麗に終わるMステ。それがどれだけすごいことだったのか、日々痛感しています」
なるほど…。緊張の中でも「楽しむ」ことを忘れない。とても大切なことですね。
では、最後になりますが、改めて今後どんなアナウンサーになっていきたいですか?
鈴木アナ:「Mステの楽しさをもっと視聴者の皆さんに伝えられる存在になりたいです。音楽に対する想いは人それぞれだと思います。1人でも多くの人に音楽の魅力を伝え、Mステを観ながら『好き』と思ってもらえる瞬間を増やせるよう、精一杯務めていきたいです」
いつも目をキラキラと輝かせ、何事にも全身全霊で取り組む鈴木アナ。これからも目が離せません!
さて、2人目は『グッド!モーニング』でリポーターを担当している武隈光希(たけくま・みつき)アナ!
はじめに、『グッド!モーニング』を担当することが決まった時、周りからの反応が意外だったそうですね。
武隈アナ:「そうなんです。家族や友人から『光希は朝の番組って感じはしないよね」と言われていたので、少し驚かれました(笑)』
え~!そうだったんですね! 私の中では武隈アナは爽やかなイメージがあるので朝番組にぴったりな気がします!(笑)
武隈アナ:「ありがとうございます(笑)。ずっと現場に出たいと思っていたので、週に4日ある取材を通して今とても貴重な経験ができていると感じています!」
私も最近は『スーパーJチャンネル』でよく取材に行くようになったのですが、実際に現場に行って見たり聞いたりすることはとても大切なことですよね。実際に取材に行ってみてどうでしたか?
武隈アナ:「現場を伝えるって本当に難しいですね。先日は焼き芋の食リポをしたんですが、先輩から『甘い』だけで終わらず、『どれくらい甘いのか』まで伝えられるといいねと教えてもらいました。様々な現場で、言葉にして伝えることの難しさを日々実感しています」
自分が五感で感じ取ったことを言葉にする…。難しいけれど奥深い…。私も今まさに試行錯誤を重ねています。
今は朝の情報番組でリポーターとして活躍している武隈アナ。今後は、どんなアナウンサーを目指していきたいですか?
武隈アナ:「まずは現場で見たもの、聞いたものを正確に伝えられるようになりたいです。その上でゆくゆくは、見ている人の心に響く言葉で現場を伝えられるアナウンサーになりたいです!」
これからも持ち前の明るさと前向きさで様々な現場からたくさんの情報を届けてください! 皆さま、今後の武隈アナの活躍にもご期待ください!
さて、ここまでいかがでしたか? 2人は、私にとって初めての後輩です。後輩の頑張りを間近で見てきて更なる刺激を受けパワーをもらえました!
この先のアナウンサー生活、これからも一緒に切磋琢磨していきましょう!