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塚本高史が現場で「山の日だよ」と言った理由。その言葉に込めた意外な気持ち

7人のスペシャリストたちが「別動捜査隊」を結成し、各々の得意分野を生かしながら凶悪犯罪を解決に導いていくドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系)。

テレ朝POSTでは、待望の第3シーズン目となる本作に出演する“刑事7人”にインタビューを実施。

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第5回目となる今回のインタビューには、警察官にならなければ犯罪者になっていたかもしれないという「第11方面本部準備室」のメンバー青山 新を演じる塚本高史が登場。

主演の東山が気になる2つのことと、塚本の前にインタビューを受けた共演者の倉科カナが気になることを質問してきた。

 

◆影響を受けた言葉は、故・深作欣二監督の一言

最初に、本作で共演する東山が気になる「影響を受けた言葉」について聞いてみた。

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塚本:「初めて出演さていただいた映画『バトル・ロワイアル』の監督・深作欣二さんの言葉で、『映ってない人が芝居してないと、映ってる人が芝居できないだろ』です。

この言葉は、監督に怒られて言われた訳ではなく、アドバイスとして頂いたんですが、15年以上たった今でも心に残る一言ですね。

撮影では気を抜かないのはもちろんですが、ずっと気を張り続けているのも良くない。なので、ときには緩めることも大事。

その緩めどころや、“映らないから休んでもいい訳じゃない”ということを今でも心に留めています」

 

◆“パンチがあり過ぎる食べ物”が苦手

また、東山からの2つ目の質問「嫌いな食べ物は?」について「辛いもの」と回答した塚本は、嫌いな食べ物に関するエピソードも語ってくれた。

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塚本:「小さいころから辛いものが苦手で…。家で母親が作ってくれるカレーも他の家族とは別に僕専用のものを作ってくれるほどで。辛いものが嫌いとか、苦手とかじゃなくて、そもそも食べられないんですよ。

ただ、ワサビやカラシは大丈夫なんですけど。“痛い系の辛さ”がダメなんです。

ドラマの放送前に豊洲で行われた『刑事7人』のイベントでは、激辛ステーキに挑戦したんですけど、30歳をこえてから少し味覚が鈍ってきたせいか、まだ耐えられましたね。あのときは勢いで食べたんですけど、イベント後はしばらく唇が痛かったです(笑)

あと、パクチーとナンプラーも苦手で。パクチーは少し入っているだけで、料理の味が“その味”になっちゃうじゃないですか…。辛いものもそうですけど、基本的に“パンチがあり過ぎる食べ物”が苦手なんです」

 

◆『今日、山の日だよ!!』に込められた意味

そして、共演者の倉科カナが塚本にいだいている素朴な疑問「最近、(撮影現場で)テンション高めですが、何かありましたか?」

その訳を聞いてみると「そういう訳ではないです(笑)。(テンションが高いのは)ずっと一緒。最近テンションが特別に高いという訳ではないです」との答えが塚本から返ってきた。

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また、倉科は「撮影現場で、『今日、山の日だよ!!』みたいな些細な情報をすごく元気よく言っているので、どうしてそんなにテンションが高いのかなって不思議で…(笑)」ということも、気になるという。

塚本が撮影現場で「今日、山の日だよ!!」という言葉を発していたのには、こんな意外な“理由”があった。

塚本:「いつも僕はみんなの逆を行きたくなるんです。みんなが暑いなか仕事をしているときに、オフを楽しむ。みんなが休んでいるときに仕事をする。そういうことに優越感を感じるんです。

現場で『今日、山の日だよ!!』って言ったのは、世間の皆さんが祝日で休んでいるときに、こんな素晴らしいメンバーと一緒に仕事ができる人なんて世の中に数えるほどしかいない。そんな貴重な経験ができるのが嬉しくて、気合を入れていこう!っていう意味を込めて、そう言ったんです。

それに、辛いときほど笑顔でいたいんですよ。辛いときに、辛いって思うのは、そのまんまじゃないですか。なので、撮影が深夜に及べば及ぶときほど、テンションが高くなる。

せっかく人と違うことを経験できる世界にいるからこそ、そういう些細なことにもあらがっていきたいんです」

 

◆「これから7人がガッチリまとまって、ひとつの大きな敵に…」

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最後に、『刑事7人』の第3シーズンで印象に残っているシーンを聞いてみた。

塚本:「第1話で撃たれたシーンですね。第1話は青山の回だったんじゃないのかなと自分で解釈しているぐらいです。台本を読んだときは、“オイシイな”と思いました。

第3シーズンの舞台「臨海エリア」は青山が生まれ育った地元。第1話では彼が昔、ワルだったころの仲間から情報を得て捜査が進展しました。それに、防弾チョッキ付けて、2発撃たれたのも初めてでしたしね(笑)

印象に残るシーンを振り返ってくれた塚本は、続けて、折り返し地点を通過し、ストーリー展開が加速していく本ドラマの見どころについても語ってくれた。

塚本:「『刑事7人』のレギュラーメンバー各々にドラマがある。それだけじゃなく、僕の旧友であるケバブ屋の久喜にもストーリーがある。それがきっかけになって、青山の気持ちがラストに向かって動いていく。

これから7人がガッチリまとまって、ひとつの大きな敵に立ち向かっていく。そのなかで、アクションあり、発砲ありの重厚な刑事ドラマになっていくと思います」

塚本がこのように見どころを語る『刑事7人』。

8月30日(水)に放送される第8話では、パーティーで毒物入りのパエリアを食べた参加者3人が倒れ、うち1人が死亡する事件が起こる。

天樹(東山紀之)らはSNSから拾った参加者リストをもとに、捜査を開始。うわべだけの人間関係が浮き彫りになっていくなか、事件のカギを握る“大きな嘘”を発見する…!

残すところあと数話となった『刑事7人』。彼らが闇でうごめく“最強の敵”にどう立ち向かっていくのか? クライマックスに向けて、ストーリー展開が加速していく本作から目が離せない。

※番組情報 :『刑事7人』第8話
2017年8月30日(水)21:00~21:54、テレビ朝日系24局