ジミー大西、最高年収3000万円から借金1300万円に。師匠・明石家さんまには「よう言わんかった…」
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティ『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
8月26日(金)の放送では、画家としても活躍する芸人・ジミー大西が「しくじり万博先生・第2章」と題した授業を行い、借金が引き金となった壮絶地獄や画家への転身のきっかけを赤裸々に語った。
現在、芸人と画家の2つのジャンルで大活躍しているジミー大西。8月19日(金)に「ABEMA」で放送された第1章の授業では、明石家さんまの付き人を務めていた下積み時代に起こした数々のしくじりの真相を告白した。
今回の地上波放送では、芸人として独り立ちした「ピン芸人時代のしくじり」について授業を。
付き人時代、さんま師匠から「お前は3つのギャグだけ覚えればいい」といわれ、「やってる!やってる!」などのギャグを授けてもらったというジミー。
その教えを実践した結果、バラエティで人気者となり、レギュラー番組10本、CM8本と大ブレーク! 当時の最高年収は3000万円にのぼったと打ち明ける。
こうして超売れっ子ピン芸人としてのスタートを切ったにもかかわらず、己の欲望に負けて散財を繰り返し、貯金はゼロ。それどころか借金を重ねるようになり、あっという間に借金額は1300万円に到達。
ついには自宅に取り立てが来るようになり、ジミーは借金取りから逃げるためキャンピングカーを購入し、車で逃げ回る生活を送るようになったと激白した。
◆明石家さんまに言い出せず…借金のせいで世話になった人々とも疎遠に
しかし、借金がジミーから奪ったのは家だけではなかった。ジミーは「居場所がわかってしまうじゃないですか。だから連絡は誰にもしなかったんです」と、借金のせいで誰とも連絡を取らなくなり、お世話になった人たちとも疎遠になってしまったと懺悔する。
当時は師匠であるさんまにも相談できず、「(後に)さんまさんが『なんで俺に相談せえへんねん』って(言ってくれた)。でもやっぱり信頼してる人に『お金貸してください』と言うのはものすごく辛いんですよ。よう言わんかった…」と、苦しかった胸の内を吐露した。
最終的には所属先の吉本興業に相談し、弁護士を立ててもらったことでなんとか窮地から抜け出すことができたというジミー。
この苦い体験から、「みなさん、友だちにお金を借りたら返してくださいね。連絡取れなくなってしまいますよ!」「追い込まれたときはまず大切な人に相談しよう!」と教訓を呼びかけた。
◆何気なく描いた絵をきっかけに画家へと転身
そんなジミーの人生の転機となったのが、“何気なく描いた、一枚の絵”だったことも告白。
当時、さんまの自宅でまだ幼かったIMALUとお絵描きして遊んでいたところ、偶然それを見たさんまから「ジミー、変わった絵を描くな。知り合いでオークションやってる番組があるから、それに出してもらえ!」と言われたことがきっかけとなり、番組で作品を発表。
その結果、なんと30万円の値がついたばかりか、それを見たある人物からテレビ局宛てにFAXでメッセージが届いたという。
その送り主は、世界的な芸術家・岡本太郎氏。メッセージには「キャンバスからはみ出しちゃえばいいじゃない」という言葉が添えられており、ジミーはそれに衝撃を受けたと回顧する。
「よっしゃ!芸能界、はみ出てもうたわ。これで人生変わったな!」と感じたジミーは、画家への転身を決意。岡本太郎氏がもっとも影響を受けた芸術家・ピカソの聖地であるスペインへの留学を思い立ったことも明かした。
◆ジミー大西、授業で大失態を連発!
その後の授業では、留学前にさんまから贈られた感動のアドバイスを披露するが、実は同時に教科書をめくるよう指示しなければならないのに、先にペラペラとしゃべってしまい「さっき言うてしもうた…」と反省する始末。
また、ギャグを披露するため生徒にフリをお願いしようとして、自らオチを先に言ってしまう失態も見せる。
さらには「さんまさんに言えないことも兄さんには言う。そういう関係性なんです」と信頼を寄せる先輩芸人・村上ショージからの衝撃暴露により、若かりし頃、世話になった恩人にまだ借金を返していない事実も発覚。
生徒たちはジミーにツッコんだり、あ然としたり…。授業は終始、大混乱のまま進行した。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎月第4週金曜 深夜0:50~1:20、テレビ朝日系(※一部地域を除く)