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泉ピン子、涙!中村雅俊、驚き!浅間山荘事件など、昭和の大事件の裏側に迫る

韓国の大統領候補・金大中氏が日本国内で拉致された金大中拉致事件(1973年)、連合赤軍により引き起こされ日本国中が固唾を飲んでその結末を見守った浅間山荘事件(1972年)。

昭和の日本を震撼させた2つの事件を貴重な証言や当時のVTR映像などとともに激動の日本を振り返るドキュメントスペシャル『真相!昭和の事件史』が、8月27日(日)に放送される。

©テレビ朝日

スタジオでは泉ピン子中村雅俊石原良純が当時を振り返りながら事件について語り合い、さらにジャーナリストの萩谷順、国際政治学研究者・三浦瑠麗が事件の背景を詳しく解説する。

◆金大中氏拉致事件の“取材ノート”テレビ初公開

1973年8月、当時軍事政権下で独裁政治の中心となっていた朴正煕大統領と対立、民主化を進めようとしていた金大中氏が、東京のホテルで白昼堂々何者かに襲われ姿を消した

のちに第15代大韓民国大統領となり、ノーベル平和賞も受賞する要人の拉致・誘拐事件。日本の警察も全力をあげ捜索したが、結局救出することは出来ず、大掛かりな組織犯罪と判明しながらなぜか事件は政治決着

犯人はいまだ逮捕されていないというミステリアスな事件となった。

©テレビ朝日

そんな謎の多い金大中氏事件の真相を事件発生から現在まで追い続ける元毎日新聞記者・古野喜政氏が44年前に足で稼いだ取材ノートをテレビで初公開。 そこには日本のメディアが報道した事件の概要だけでは見えてこなかった、驚きと感動の真実があった…。

44年前の暑い夏、日本、そして韓国で何があったのか? 若き民主化運動家と彼を支えた妻の姿から事件の新たな一面を浮かび上がらせる

 

◆渋谷暴動からあさま山荘事件へ

1960年代、日本では学生運動が活発化。1971年11月14日には「沖縄返還協定」の反対を掲げた過激派組織が渋谷駅周辺で暴動を起こし、21歳の機動隊員が命を落とした渋谷暴動事件がおこる。

そこから3カ月後、誰もが一度は映像を目にし、事件名を耳にしたことのあるあさま山荘事件が発生。1972年2月、真冬の軽井沢の別荘に過激派組織・連合赤軍のメンバー5名が管理人の妻を人質に立てこもった歴史に残る大事件だ。

©テレビ朝日

この事件はなぜ起きたのか? 番組では元連合赤軍のメンバー2人に直接取材を行い、あさま山荘事件が発生するまでの800日を克明に再現。そこには「総括」という名の殺戮、そして有名大学に籍を置く大学生たちが警察に追われ悲惨な逃亡生活を続けるという恐るべき真実があった。

すべては彼らが目指す“革命”のため…。日本犯罪史上に残る事件発生までの800日を再現ドラマで明らかにしながら、あさま山荘事件の知られざる真実に迫る。

 

◆泉ピン子、中村雅俊、石原良純 コメント(全文)

そして、泉ピン子、中村雅俊、石原良純の3名は、同番組について以下のようにコメントしている。

©テレビ朝日

・泉ピン子 コメント
「あさま山荘事件」は鮮明に覚えています。今回、事件の前に「総括」で亡くなった方たち、殺された方たちの無念さを思って思わず涙しました。そうやって涙するということは、自分がそれだけ年を重ねて、彼らの親の気持ちになったんだと思います。どういう気持ちでこの子を育てたのかとか、考えてしまって…。それだけ自分も年をとったなと思いました。

以前は「悲惨な事件だ」と思うぐらいでしたから。お風呂に入っただけリンチされて殺されるなんて、理不尽じゃないですか!この事実は伝えていくべきだし、学生運動やそこを起点とした事件などは知っておくべきではないでしょうか。
 

・中村雅俊 コメント
「あさま山荘事件」は自分でも知っているつもりでしたが、今回改めてその背景を見させていただいて、こんな事実があったのかと驚きました。置かれた環境次第で、どんどん変わっていくという、人間の弱さを感じました。 良い方向へ行く例もあると思いますが、これはまさに悪い方向へ行く例。非常に厳しい現実を知って、改めて「あさま山荘事件」というものを考えさせられました

彼らが言う「総括」が、ただ「やるか、やられるか」のような集団リンチでした。その細かいプロセスがわかりましたが、あまりに悲しすぎましたね。

 

・石原良純 コメント
毛色の違う昭和の大きな事件が現代につながっているんだと思いました。これらの事件を紐解いていくと、今起こっていること、これから起こることを考えるヒントになるのではないかと。一つの事件を詳しく見たことで、いろいろなことが見えてきてすごく面白かったです。

驚いたのは「あさま山荘事件」で犯人たちが、なぜあそこまで頑張ったのか、ということです。今回紹介したような経緯があったから、ああいう事件になったというのがすごく印象的でした。

この番組は僕らが懐かしいと思いながら見るのではなく、若い人に見てもらいたいですね。様々な出来事のいろいろなヒントが隠されている気がします。

※番組情報:『真相!昭和の事件史』
2017年8月27日(日)よる6:57~9:54、テレビ朝日系24局

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