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『クレヨンしんちゃん』30周年記念ラップバトル!台詞まで見事にビートに乗るこだわり

1992年よりアニメ放送が開始された『クレヨンしんちゃん』(毎週土曜ごご4時30分~5時)。

今年2022年に30周年を迎えるということで、それを記念して1月8日(土)から3週にわたり、特別企画「フリースタイルしんちゃん カスカベのラッパー」が放送される。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

舞台となるのは、80年代のニューヨークをモデルにしたというパラレルワールドの荒廃した街「カスカベシティ」。

この街では暴力が禁止されており、子供たちはヒップホップチームを組んでフリースタイルラップによって弱肉強食の覇権争いを繰り広げている。

あるとき、チーム「未来を担うカスカベシティの新風」のリーダー・風間くんが、強豪チーム「チーターズ」から追われている最中に、妹・ひまわりを捜すしんのすけと遭遇する。

ひょんなことから行動をともにするしんのすけと風間くんだが、そんな彼らにチーターズの魔の手が! ナゾのDJ“ぶりぶりざえもん”が煽るなか、ついに風間くんとチーターズのリーダーとのラップバトルが繰り広げられることに…。

そして、そこにお尻を“ブリブリ”しながら割り込むしんのすけ! 「オラの名前はノ・ハ・ラ、お尻から出るのはオ・ナ・ラ!」と韻を踏みながら風間くんに加勢する。

果たして、このバトルの行方はどうなるのか?

◆風間くんの台詞もビートに乗る!

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

味のあるオールドスタイルのラジカセから響く重低音のトラックで始まるこの「フリースタイルしんちゃん カスカベのラッパー」。

驚きなのは、ラップバトルだけでなく、DJ“ぶりぶりざえもん”によるナレーションまでもが韻を踏んでおり、さらには劇中流れ続けるクールなトラックのビートにしっかり乗っているという点だ。つまり、この作品自体がヒップホップ楽曲のようになっている。

さらに、言葉をビートに乗せるこだわりは一部の台詞にまで及ぶ。

風間くんがチーターズのリーダーとラップバトルすることを決意し宣戦布告するシーンでは、風間くんのセリフが4小節のヒップホップビートに見事にハマり、「ラップバトルを挑ませてもらう!」と叫んだ瞬間に次の小節へと切り替わる。

セリフとビートのリズム的相性が計算され尽くされたこのシーンは、何度でも見たくなるほどの気持ちよさをもたらすだろう。

◆人気声優・天﨑滉平も参加!

3週にわたり放送される「フリースタイルしんちゃん カスカベのラッパー」。

1月15日(土)放送回には、カスカベシティで一番の巨大チーム「ボスラビッツ」が登場。さらに、最終回である1月22日(土)の放送回では、伝説のラッパー・ロンパオが出現する。

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

デスメタル風のメイクと格好でキメる伝説の凄腕ラッパー・ロンパオに声をあてるのは、『ヒプノシスマイク』で山田三郎を演じる人気声優・天﨑滉平。

天野はオファーを受けた際の感想を聞かれると、「お話をいただいた時は『“かすかべ防衛隊”のみんなとラップバトルをするの!?』と衝撃を受けました」と笑う。

続けて、「ヘッドホン越しに皆さんのラップを聴きながら一緒に録れたので、臨場感タップリのバトルになったと思います!」と振り返り大満足の様子。

ロンパオというキャラクターも非常にお気に入りとなったようで、今回の特別企画内だけではなく「今後も出番があればいいなぁ…」とレギュラー回への出演も熱望していた。

30周年にふさわしいスペシャルな3週間。今回の3話分は、放送から3カ月、特別に見逃し配信(TELASA・ABEMA・TVer・テレ朝動画・GYAO!)されることも決定している。

※番組情報:『クレヨンしんちゃん
毎週土曜ごご4時30分~5時、テレビ朝日系24局