SL「大樹」が半世紀ぶりに復活!ワクワク感が増す数量限定の“駅弁”も発売!
70年以上も前に製造されたというSL(蒸気機関車)の「大樹」が、8月10日(木)から半世紀ぶりに復活し、お客様を乗せて東武下今市駅から鬼怒川温泉までのおよそ12kmを走行することになりました!
8月2日(水)に放送されたテレビ朝日の朝の情報番組『グッド!モーニング』では、転車台のある東武下今市駅より気象予報士の依田司さんがお天気をリポート。現在こちらでは綿密な車体検査が行われおり、総重量55トンのボディに石炭と水をさらに10トン積んで走るという大樹は近くで見ると大迫力です。
このSLは「釜を急に冷やすと破損する恐れもある」ということから24時間、火を絶やすことができないのだとか。そのため、この日の中継でも大きな炎が立ち続けていました。
ただでさえ暑い夏場には大変ですが、運転士さんはそれをものともせず、夜通し作業を続けているそうです。
◆SLの「C」と「D」は何が違う?
大樹は「C11形207号機」というSLですが、有名な「D51(デゴイチ)」のように「D」というアルファベットが使われているものもあります。「C」と「D」では何が違うのでしょうか?
それは…「動軸の数」。SLは蒸気の力で動く為、力が伝わる大きな車輪とその軸が重要となります。そして、軸が3つ(大きな車輪が6つ)のものには「C」、軸が4つ(大きな車輪が8つ)のものには「D」が付くのだとか。
また、大樹は元々北海道を走っていたSLなので、当時の名残りとして前部には除雪用のパーツが取り付けられています。前方を照らすライトも2つ付けられていて、吹雪の時でも不安なく走行できるのです。
◆SLとコラボした地元食材使用の“駅弁”
そして、大樹の運行開始を記念して誕生した駅弁が、こちらの「SL大樹 日光<HIMITSU>豚弁当」。地元ブランドポーク「日光豚(ひみつ・ぶた)」のロース肉を秘伝のタレで焼きあげた焼肉弁当です!
SLの車輪をイメージした「蓮根」や、石炭を模した「黒豆」などがのっていて、乗車時のワクワク感を増してくれます。大樹のプレートを模した玉子焼きには「C11 207」の焼き印が押されていて、SLファンなら興奮必至ですね!
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ファン待望の復活、2017年度は98日間の運転を予定しているそう。この機会にぜひ、みなさんもその迫力を体感してみてはいかが?
※番組情報 『グッド!モーニング』
平日朝4:55~8:00にテレビ朝日ほかで放送中、「教えて!あの店あの情報」も毎日更新中!