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福田麻貴&加納&サーヤ、主演映画『ウワキな現場』配信開始!「まさにキスからはじまる物語」

『カメラを止めるな!』(2017年)で一世を風靡した上田慎一郎監督の最新作、テレビ朝日で放送されているバラエティ番組『トゲアリトゲナシトゲトゲ』から生まれた短編映画『ウワキな現場』が、ついにTELASA(テラサ)で配信スタートした。

今回、それを記念して上田監督、主演の福田麻貴(3時のヒロイン)、加納(Aマッソ)、サーヤ(ラランド)が“舞台(収録スタジオ)挨拶”を行い、今作にかける意気込みを語った。

◆福田麻貴「キスがしてえ!」からはじまった

上田監督は3人の印象について、「僕の勝手なイメージなんですけど、福田さんが一番まともな人、サーヤさんがヤバイ奴、加納さんが一番ヤバイ奴! そういうキャラクターがストーリーを彩っているのかなと思います」と語る。

また3人の演技について、「3人の演技は素晴らしかったです。共演の浅香(航大)さんもビックリしていました。本読みやリハーサルのときに、僕も『うまいんかい!』と突っ込んでました。サーヤさんは憑依型、福田さんは受けの芝居が素晴らしい、加納さんの抜群の間合いとトーンがすごかった」と語ると、福田は「はい、私も含めて全員の演技がうまかったです!私も含めて(笑)」と満足げ。

そして、脚本の制作段階におけるこんな裏話も。

上田監督は「福田さんからのキスシーンのオーダーは最初はボケかなと思って、当初の脚本には入れていなかったのですが、番組スタッフから“キスシーンが入っていない”と戻され、2度ほどラリーをしたんです。あ、マジだったんだ…(笑)」と振り返る。

これに対し福田は「結果届いた台本を見たら、1行目からト書きに『キスをするミキ(福田)』となっていて、めっちゃ笑いました」と語り、「まさにキスからはじまる物語です!」と加納がまとめるなど、和気あいあいとした雰囲気で挨拶は進行した。

今後の“女優活動”について問われると「めちゃくちゃデカい連ドラに出たいです(笑)」(福田)、「しこたま映画のオファーが来たらいいな(笑)」(サーヤ)という2人とは対照的に、加納は「生で映画監督の仕事を見て、映画監督や脚本を自分でやってみたいと思いました」と語り、こちらは三者三様のコメントとなっている。

◆あらすじ

ミキ(福田麻貴)、アイカ(加納)、サヤカ(サーヤ)は仲良しトリオ芸人。ある日、サヤカは衝撃の光景を目撃する。

ミキとユウタ(浅香航大)が路上でキスをしていたのだ! 怒りに満ちた目で2人を盗撮するサヤカ…。

翌日、サヤカは“彼氏と親友の浮気現場を目撃した”という設定の新ネタ漫才を書いてくる。台本を読んだミキは動揺を隠しきれない。

稽古が始まり、サヤカは水面下でミキを心理攻撃して追いこんでいく。そこへユウタが現れ、さらに泥沼化!?

物語は思わぬ方向へ二転三転し、阿鼻叫喚の修羅場と化していく!

◆福田麻貴(3時のヒロイン)/ミキ・役 コメント(全文)

トゲトゲの番組内のトークで「上田監督はこのトゲトゲを見てるらしい」、ビッグマウスで「何か映画作ってもらえへん」とかボケで言ってたら、まさかの本当につくってくださるってことになって、シンプルにめちゃくちゃビックリしました。

脚本をはじめて読んだときに、めちゃくちゃおもしろかったんです。ハードル上げちゃいますけど、もうさすがだ! 『カメラを止めるな!』をスクリーンで見たときと同じくらい衝撃を受けました。上田監督の代表作になると思います (笑) 。

撮影では、私も含めて全員の演技がうまかったです!私も含めて(笑)。なので今後は、めちゃくちゃデカい連ドラに出たいです(笑)。

◆加納(Aマッソ)/アイカ・役 コメント(全文)

実際出来上がった映画を見てみて、舞台でやっているときは自分たちの間ですが、編集されてみると“映画の間”になっていたのが新鮮な驚きでした。

監督にこんなこと言ってもうれしくないと思うんですけど、「映画や!」って思いました(笑)。

完成した作品を見て思ったのが、「女芸人が主人公の映画」ってあまり見たことがないという事に気づきました。自分が職業としているから気づかなかったのかもしれませんが、そういった題材としての違和感も楽しんでいただけると思います。

ストーリー展開も「上田イズム」で間違いないので、楽しんでいただきたいです。

私は演技欲はあまりないんですが、映画やドラマの脚本をいつか書いてみたいと思っていたので、現場で映画監督の仕事を見てみて、自分もやってみたいなと思いました。

◆サーヤ(ラランド)/サヤカ・役 コメント(全文)

(福田)麻貴さんの「キスがしてえ!」からはじまった企画だったので、麻貴さんがキスをするだけのもっと下品なスケベなクソ映画になるのでは?と思っていたんですが、上田監督がついてくださって仕上げてくれたので、とてもビックリしました。

プロフェッショナルの凄みを見せつけられました。

私の演じた役は、怒りとか嫉妬とかをむき出しにするキャラクターだったんです。

普段、相方(=ニシダ)がすごくポンコツなんでアンガーマネジメントが年々うまくなっちゃって、怒りをむき出すっていうことをしてこなかったので、その怒りを「溜めてたものを吐き出す」っというのが演技のポイントにはなりました。

この映画をいろいろな人たちに見てもらって、しこたま映画のオファーが来たらいいなと思いました。舞い込んで舞い込んで、バラエティ出てる暇ないんですよって言ったっていいくらいです(笑)。相方(=ニシダ)はすでにドラマに何本か出ているので…。

もっと狂気じみた役でもいいですし、『犬とナントカの7日間』みたいなハートフルなジャンルでもなんでもやりたいです(笑)。

◆上田慎一郎/監督 コメント(全文)

僕の勝手なイメージですが、「福田さんが一番まともな人、サーヤさんがヤバイ奴、加納さんが一番ヤバイ奴」そういうキャラクターがストーリーを彩っているのかなと思います。

3人の演技は素晴らしかったです。共演の浅香さんもビックリしていました。本読みやリハーサルのときに、僕も「うまいんかい!!」と突っ込んでました。

サーヤさんは、憑依型! まとう空気そのものが変わって別人になっている感じを作れるので、女優向きやなと思います。(映画ドラマ関係者に)見つかるぞ!と思いました。

福田さんは、普段(3時のヒロインでは)ツッコミなので、ツッコまずに気持ちを抑えてという受けの芝居が素晴らしかったです。

加納さんは演技のオンオフがわからないぐらいナチュラルだった。ほかの人がしゃべっているときに芝居をやめてしまう人もいるが、加納さんは間やトーンでナチュラルに埋めていたのが印象的でした。

※配信情報:短編映画 『ウワキな現場』 byトゲアリトゲナシトゲトゲ
2021年11月8日(月)よる8:00~絶賛配信中!

TELASA(テラサ)では『トゲアリトゲナシトゲトゲ』も配信中!

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