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「フィギュアスケートを久しぶりに見た人は驚く」北京五輪“金”最有力、ロシア女子秘密兵器

10月29日(金)より、フィギュアスケート・グランプリシリーズ第2戦カナダ大会が開幕する。

注目は、ロシアの精鋭と日本の樋口新葉、三原舞依らが激突する女子シングル。エントリーしている女子選手12人中半分以上がトリプルアクセルを跳ぶ、ハイレベルな戦いが予想される。

大会にさきがけ、テレビ朝日で解説を務める荒川静香氏と織田信成氏が展望を語った。

◆ロシアの“秘密兵器”がついに登場

――まず女子でいうと、日本からは樋口新葉選手(20歳)、三原舞依選手(22歳)、河辺愛菜選手(16歳)の3人が出場します。なかでも注目の樋口選手は、こだわっているトリプルアクセルに今シーズンも挑んでいく大会になりそうですね。

荒川:「樋口選手は、練習でもトリプルアクセルをプログラムの中に落とし込むという気持ちを強く持って日々過ごしています。完成度もかなり高いですし、跳べたときは加点が大きく伸びるような素晴らしい質のトリプルアクセルですから、ショートから挑んでくるんじゃないかと思います」

織田:「カナダ大会はとくに強豪ぞろいですので、ここでショート・フリー合わせてきっちり自分の力を出し切れば自信につながると思います。樋口選手の場合は体もすごく仕上がっている印象ですし、夏の大会もすごくいい形で終えられているので、あとはいかにメンタル面をうまくコントロールするかというところですね」

――海外勢でいうと、ロシアからエリザベータ・トゥクタミシェワ選手(24歳)、アリョーナ・コストルナヤ選手(18歳)がエントリーしています。2人はトリプルアクセルを武器にしていますね。

荒川:「今回の大会では、日本もロシアもトリプルアクセルを跳ぶ選手たちが出場します。そうしたことを考えると、やはり時代がずいぶん変わったというか、(トリプルアクセルの)ショートでの重要性が上がったなと実感します。

(女子は)ショートでは4回転を跳べないので、リードするためにはトリプルアクセルを跳べたほうが絶対にいいですよね。実際それを武器として使っていくだけの力のある選手たちが、この大会にそろっているということだと思います」

――そのカナダ大会でグランプリシリーズ・デビューとなるのが、15歳のカミラ・ワリエワ選手(ロシア)です。

織田:「彼女は、数年前から北京五輪の金メダル候補と言われるほどすべてにおいて完璧で、女子選手の理想像をあらわしたかのような選手。トリプルアクセルと4回転2種類に加え、見たことのないような柔軟性のあるスピンもあります。回れば間違いなく出来栄えでプラス4以上はもらえるでしょう。

プラスつなぎやステップ、表現もまったく隙がない。15歳とは思えないぐらい本当にしなやかで美しくて、どこでどうやって生まれたんだろう?」

荒川:「ワリエワ選手は、今回のエテリ(・トゥトベリーゼ)組の秘密兵器かなと思います。とくに両手を挙げて跳ぶトリプルアクセルがすごい」

織田:「新世代ですよね。フィギュアスケートを久しぶりに見た人は、ワリエワ選手を見るとたぶん驚くと思う。『今こんなスケートになってんの?』『これはちょっと手強いわ』って」

――思い返すと、4年前の平昌オリンピックシーズンのときもアリーナ・ザギトワ選手がシニアデビューして、一気に頂点までいきましたね。

織田:「かなりそのときと同じような気配はしますね」

◆男子はベテランVS若手の戦いが見どころ

――一方男子は、日本から田中刑事選手(26歳)と山本草太選手(21歳)が出場します。この2人にかける期待というのはいかがですか?

織田:「田中選手は僕も長く応援していますが、すごくいいものを持っているんですよ。今シーズンのプログラムも彼しか滑れないようないいプログラムですし、本番でしっかり持っているものを出してほしいですね。あとは試合までのメンタルの持っていき方とかじゃないかなと思います」

――山本選手は、大きなケガを乗り越えて、氷の上に立っているところですよね。

織田:「骨折や度重なるケガで、何か月も氷を離れないといけない時期が何回もあって、普通の人だったら『もうスケートをやめよう』というところを乗り越えてここまでやってきました。

美しいスケートや癖のないジャンプが彼の持ち味なので、それをしっかり出せれば大丈夫じゃないかなと思います。4回転ジャンプもしっかり構成に組み込んでいるので、がんばってほしいですね」

――海外勢だと、ネイサン・チェン選手(22歳)がアメリカ大会に続いて出場するのが大きな注目ですが、それ以外の選手だといかがですか?

荒川:「田中選手と同世代のジェイソン・ブラウン選手(26歳)、キーガン・メッシング選手(29歳)など、長く世界で戦っている選手たちにも注目ですね。そこに新しい若い世代の選手たちがどう立ち向かうのかという戦いになっていくかと思います」

織田:「ブラウン選手は、毎シーズン違う雰囲気の曲を用意したり、ジャンプのつなぎの部分に独特のバレエジャンプやイナバウアーを入れてきたり、趣向を凝らしています。そういうプログラムを毎年見るのが楽しみなので、オリンピックシーズンはどんな芸術的な部分が見られるのか期待しています」

※番組情報:『フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021』カナダ大会

◆地上波
10月30日(土)よる9:55~11:25 男女ショート
10月31日(日)午後1:55~4:00 男女フリー(※一部地域を除く)

◆CSテレ朝チャンネル
全競技・全選手・会場音のみで放送
12月1日(水)あさ7:00~

◆ABEMA
地上波放送(競技部分)を見逃し配信

◆テレ朝動画
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