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「メダルなんて取れるわけねぇじゃん」バレーボール元日本代表・大友愛、現役時代の本音激白

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。

9月6日(月)放送の同番組では、元女子バレーボール日本代表・大友愛が登壇。

「バレー以外のことで悩み、全盛期の24歳で引退しちゃった先生」として授業を行い、現役当時の本音をさく裂させた。

大友は宮城県出身の39歳。アテネ、ロンドンとオリンピック2大会に出場。2013年の引退後は解説者や指導者として活躍しており、プライベートでは4人の子どもを育てる母でもある。

そんな大友は、現役時代、マスコミ嫌いで悪態&塩対応を繰り返したことを後悔しているとして授業。

とくに20代前半は無愛想で知られており、その印象が強すぎて子どもが幼稚園に入ったとき、ママ友がまったくできなかったと告白した。

なぜ当時、うまくマスコミ対応ができなかったのか?

大友はその頃、「競技に関係のないことはやりたくない」「バレーに集中させてほしい」と考えていたからだと明かし、現役時代に悩まされていたマスコミ対応とパパラッチについて実体験をもとに講義した。

◆「メダルなんて取れるわけねぇじゃん」

19歳で日本代表メンバーに選出された大友。

“勝利を呼ぶワンダーガール”というキャッチコピーをつけられ、メディアでの露出も急増。

取材やインタビューの対応を頻繁に求められるようになったが、「試合以外の時間は練習に集中したい」と思っていたため、終始しかめっ面でぶっきらぼうなコメントを連発していた。

負けた試合の後に「今の気持ちは?」と聞かれたときには「何が聞きたいんですか?」と言い返し、「何色のメダルがほしいですか?」と質問されたときは、自分に自信がなかったがゆえ答えに困ってしまったと話す。

生徒役のひとり、元バドミントン日本代表・小椋久美子も同様の体験があったと言い、「私はちょっとイラっときても、画面の向こうの人が見ていると思うとムリして答えていましたね。“この状況ではメダルまで届かないけど、でも取りたいです”みたいに…」と振り返った。

それを聞いた大友は、「かっこいい!私なんて“(メダルなんて)取れるわけねぇじゃん”と思っていました(笑)」とあらためて反省。

「でも心の中で泣きそうでしたよ。自信のない自分は見せたくなかったし、“大友愛はこうでなきゃいけない”みたいなのが自分の中であったのかなと思います」と、当時の悲痛な胸の内を明かした。

さらに、アイドルさながらのポーズで写真撮影を求められ「笑ってください」と注文されたときは、「だったら笑わせろよ!」と内心キレていたこともぶっちゃけ。

大友は「今なら(メディア側も)大会を盛り上げるためにやってくれていたことがわかる」としながらも、当時はまだ19歳。大きな大会を前に緊張している上に「さらにプレッシャーをかけんじゃないよ!」「頼むから競技に集中させて」と葛藤を抱えていた事実を打ち明けた。

◆現役引退するも、祖父の言葉で後悔

そして2004年、アテネ五輪に出場しさらに知名度が上がると、今度はパパラッチに私生活を隠し撮りされ、芸能週刊誌に掲載されるという事態が発生。

「なぜ競技以外のことまで取り上げるのか」という思いがぬぐえなくなった大友は、自分の殻に閉じこもり、試合に負けた後は下を向いてファンの前を無言で通りすぎる、という行動を取るように。

ついには、それまで弱音を吐いたことのなかった父親にも「バレーを辞めたい」と相談。注目されるプレッシャーから解放されたいと思い詰めた結果、2006年、選手として全盛期の24歳で現役を引退した。

ところが引退後、祖父が生前「愛の姿をテレビで見れないのが寂しい」と話していたことを聞いて、後悔がこみ上げたと激白。

メディアが取り上げてくれなければ“自分ががんばっていること”や“大会への思い”がファンのもとまで届かないことを実感した大友は、2008年に現役復帰。それからは責任をもってマスコミ対応を心がけたと語っていた。

◆アルピニスト・野口健先生が登壇

次回9月13日(月)は、放送枠移動直前スペシャル。アルピニストの野口健が登壇し、「攻めの姿勢を貫きすぎて死にかけたしくじり」を衝撃告白する。

エベレストで3回も死にかけたという野口が、その失敗から学んだ人生の教訓とは?

※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!
毎週月曜 深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日

※放送終了後から「ABEMA」でも配信!
(1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)

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