テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu

カズレーザー、現代アートを解説!マヂカルラブリーの“あの漫才”がアートである理由

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティ『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。

7月5日(月)の放送では、これまで番組にたびたび登場してきたカズレーザーが再登壇。「現代アートの価値がわからず恥をかかないための授業」をお届けする。

2020年、世界的に有名なアーティスト、バンクシーの新作がロンドンの電車の中で発見された。バンクシーといえば、一切顔出しをしない正体不明のアーティストとして知られ、新作の価値は最低でも数千万円はくだらないといわれている。

しかし、清掃員がその作品を落書きと間違えて消してしまう事態に発展。アートの価値を理解していなかったため、思わぬしくじり事件が起きてしまったのだ。

このように、一般的には価値がわかりづらいアートは世の中に数多く存在する。

なぜ億を超えるような高額な値段がつくのか? 価値がどのようにして生まれるのか? 今回はそんな現代アート界にまつわる授業を展開していく。

◆現代アート界で起きたしくじり事件

まずカズレーザーが紹介するのは、現代アート界で起きたさまざまなしくじり事件。

先述のバンクシーのように、展示作品がゴミと間違われて捨てられてしまったケースは少なくないという。

なぜゴミと勘違いされるようなものに価値が生まれるのか?「これこそが現代アートに価値が生まれる3大要素のうちの1つ」とカズレーザーは解説する。

現代アートとは、美しいものではなく、今まで誰もやっていないようなインパクトのある手法とその話題性が評価されるもの。

その潮流が生まれたのは、1900年代前半に「現代アートの父」と呼ばれるフランスの美術家、マルセル・デュシャンが発表した作品がきっかけだった。

彼が発表したのは、なんと“既製品の便器にサインをしただけの作品”。

芸術展に応募されたが、物議を醸し出展は取りやめに。「これをアートと呼ぶべきか?」という論争が起こり、芸術界を巻き込んだ騒動となった。

「議論が起こることこそがアート」と語るカズレーザーは、この騒動をわかりやすくお笑いに例えて解説。引き合いに出すのは、2020年にお笑い界で起きた“マヂカルラブリー漫才論争”だ。

「漫才なのにほぼ喋らない」というインパクトのある手法で漫才を表現したマヂカルラブリー。その結果、「これは漫才なのか?」という論争が起こったのは世間の知るところだ。

カズレーザーは「論争が起きた時点で、漫才も現代アート。(デュシャンと)同じ構図」とわかりやすく解説する。

さらに、オードリーのズレ漫才、ハライチのノリボケ漫才も類似したケースとして挙げ、わかりやすい解説に生徒たちも感心しながら聞き入る。

番組後半では、そんな生徒たちにカズレーザーがテストを実施。

美術館に飾られていたものの評価額を予想するという出題なのだが、正解が発表されると生徒たちはその答えに驚愕!

オードリー若林も「恥ずかしい!」と大絶叫する展開に…。いったいなにが起きたのか?

番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!
2021年7月5日(月)深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日

放送終了後から「ABEMA」でも配信!
(※1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)

はてブ
LINE
おすすめ記事RECOMMEND