漫才を5年間さぼってたミルクボーイ。彼らを覚醒させた先輩・海原やすよともこの言葉
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
5月17日(月)の放送では、『M-1グランプリ2019』の覇者・ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)の授業後編をお届け。
『M-1』優勝までの苦難の道のりを赤裸々に語り、あの名作漫才の誕生の裏側も明らかになる。
◆大先輩からの一言で覚醒
2010年、『M-1グランプリ』が終了したことで大きな目標を失ったミルクボーイ。
以降は資格取得や先輩との人付き合いなどに精を出す一方、肝心の漫才の練習からは遠ざかり、5年間でたった3本しか新ネタを作らなかった。
まさにどん底状態にいた2015年、彼らに一筋の光明が差す。M-1グランプリの復活が決まったのだ。
本来ならうれしいはずだが、漫才を5年間もさぼっていた彼らは「やべえ…ネタがない」と大焦り。ようやく我に返り、「何かを変えなければいけない」と強く感じた。
するとそんな2人に、当時唯一出演していたレギュラー番組のMCである海原やすよともこがこんなことを言う。
「ミルクボーイ、昔はおもしろかったって聞くけど、最近ちゃんと漫才してないよな?」
この一言で目が覚めた2人は、あらためて「ちゃんと漫才をしないといけない」と決意した。
そしてお互いの気持ちを素直に話し合った結果、ようやく進むべき道が決まる。
その年開催された『M-1グランプリ2016』では、準々決勝まで進み、その後もM-1決勝進出に向けて後輩と合同ライブを企画するなど、彼らは新ネタを生み出すために試行錯誤していった。
◆名作漫才完成までの道のり
ところで、ミルクボーイの代名詞にもなっている「オカンが忘れた漫才」は、いかにして生まれたのか? 今回は、その進化の過程も紹介する。
「オカンが言うには…」という駒場のヒントを頼りに、ボケとツッコミを行ったり来たりしながらオカンが忘れたものを当てていく「オカンが忘れた漫才」。
実はその原型は、オカンではなく「駒場が忘れた漫才」だった。
それまでも旅館に行くか行かないか、部屋に住むか住まないか…といった「行ったり来たり漫才」をやっていた2人だが、2017年、駒場が忘れたものを当てていくという形に作り変える。
そして2018年、若い駒場が忘れるより駒場の「オカン」が忘れてしまったほうがウケがいいと気づいた。
こうして「オカンが忘れた漫才」が誕生する。
しかし、そのとき扱っていたテーマは「滋賀県」など関西圏のノリが強かったため、関西以外の人にはイマイチそのおもしろさが伝わらなかった。
彼らの課題は明白で、全国どこでも幅広い年代に理解してもらえるテーマを選ぶこと。
いったいそれからどうやって現在のコーンフレークにつづくテーマを探し当てることができたのか? 今回2人は「滋賀県」をはじめ、過去のネタも披露しながら、復活までの道のりを激白する。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
2021年5月17日(月)深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日
※放送終了後から「ABEMA」でも配信!
(※1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)