松岡修造、飲む“あんこ”に驚愕!「アスリートにとって武器になるってことですか?」
テニスの現役を退いてから「応援すること」を生きがいにしている松岡修造が、東京オリンピック・パラリンピックや未来に向けてがんばる人たちを応援する「できる宣言」。
今回紹介するのは、いま大注目の「飲むあんこ」。コロナ禍で働く医療従事者たちの間でひそかに重宝されているという。
修造はこの商品を開発した平子勝之進さんに話を聞きに行った。
◆「最高のパフォーマンスができるサプリメント」
平子さん:「(医療従事者は)家に帰れないとか車で寝ていると聞いていたので、ひとつの安らぎになればいいなと」
修造:「これはなりますよ」
平子さん:「家に帰れないってことは栄養が偏るので、そういうことも(人気のひとつで)あったかなと思います」
このあんこ、単に手軽さだけがよろこばれているわけではない。人気の理由は、作られた目的にある。
平子さん:「実はこのあんこ、スポーツに特化したあんこってことで、最高のパフォーマンスができるサプリメントなんです」
修造:「これがアスリートにとって武器になるってことですか?」
平子さん:「そうですね。武器になると思います」
実は近年、スポーツ界ではあんこが注目されている。あのラグビー日本代表も試合前にはおはぎを食べていたほど。
というのも、あんこに含まれる糖が運動時のエネルギーとなるから。もし糖が不足すると、重度の疲労を起こし、パフォーマンスが低下するという。
さらに、小豆が主成分のあんこは、たんぱく質も摂取できて低脂質。この飲むあんこも、100グラムあたりの脂質はわずか0.2グラムだ。
とはいえ、なぜ“飲む”必要があるのかというと…。
「友人のボディビルダーが、食べにくい状態で保存容器に入れて、スプーンで食べていたんですよ。これはないだろうと」(平子さん)
そのほかにも、缶詰で持ち歩いたり、袋の端を切ったり、不便そうに食べていたのを見かけた平子さん。
ようかんのような固形物では、運動中のどを通りづらい。そこで思いついたのが、あんこを飲むこと。専用の袋にいれることで便利な飲み物へと進化させた。
修造も試合中をイメージして「飲むあんこ」を飲んでみると…。
「ちょっと待って、ごめんなさい、これダメだ。スポーツ中集中できない、おいしさが勝っちゃって…。これ、すごい美味しいですね! 飲むというと味が薄くなるイメージがあったんですよ、全然そんなことないんですよね。これがスポーツの時に飲める発想、よく考えましたね!」(修造)
◆飲みやすさだけでなくおいしさも追及
実は水球で日本一になったこともある平子さん。スポーツに打ち込んでいたからこそ、こだわったことがある。
「食事制限や厳しい練習の中で、心のこもったあんこを食べていただくからには、おいしさにこだわりたいと思いました」(平子さん)
しかし、「あんこを飲む」というアイデアを工場に持ち込んだ当初は、すぐには理解されなかった。
さらにいざ作ってみると、飲みやすさとおいしさの両立に苦心。飲みやすさを求め水分を多くすると、小豆が痛みおいしさを損なってしまう。煮詰める時間と砂糖の量を何度も調整した。
こうしてアスリートを思って作られた、飲むあんこ。今はその枠を超えて、医療従事者のようにハードに働く人たちにも支持されている。
平子さんのできる宣言は「今こそあんこ魂 がんばる人を飲むあんこで応援したい!」。修造は「あんこならできる!」とエールを送った。
※番組情報:『TOKYO応援宣言』
毎週日曜あさ『サンデーLIVE!!』(午前5:50~)内で放送、「松岡修造の2020みんなできる宣言」も好評放送中、テレビ朝日系