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『終着駅』37作目はシリーズの“真骨頂”とも言える物語。牛尾刑事が悲しい真相に迫る

寡黙にして実直、執念の捜査で事件の奥底に潜む真相に迫る、新宿西署のベテラン刑事“モーさん”こと、牛尾正直(うしお・まさなお/片岡鶴太郎)。

彼の活躍を描く『森村誠一ミステリースペシャル 終着駅シリーズ』の最新作『停年のない殺意』が、4月1日(木)に放送される。

◆牛尾刑事が悲しい真相に迫る

東京・新宿の公園で若い男性の遺体が見つかった。被害者は文房具メーカーの社長秘書・伊庭崇彦(堀井新太)。第一発見者の妹・晴美(山谷花純)は、兄から「おもしろいものを見せてやる」と呼び出されていたと打ち明ける。

しかし“おもしろいもの”とは何のことなのかまったくわからないと困惑する晴美。父・悌二(尾美としのり)、母・頼子(七瀬なつみ)も心当たりがないと話す。

聞き込みを進めた牛尾は、勤務先の社長・市野清明(国広富之)をはじめ、誰もが崇彦のことを“優秀で素晴らしい青年”とほめたたえるのを聞き、そんな非の打ちどころのない崇彦にウラの顔があったのではないかと直感。

また、父・悌二がつぶやいた“7.5センチの倖せ”とは何なのか。調べを進めるうち、平凡な一家に潜む切なくも悲しい真実が浮かび上がる。

終着駅シリーズは1990年の第1作以来、一貫して“人間”を描き続けてきたが、この『停年のない殺意』はまさに本シリーズの真骨頂というべき作品。幾重もの謎が重なる繊細かつ濃密なミステリーでありながら、人間の幸せはありふれた日常のなかにこそあるのではないか、そんな普遍的なメッセージを投げかけていく。

◆ベテラン&若手の実力派が集結

本作には尾美としのり、七瀬なつみ、国広富之ら百戦錬磨のベテラン勢から、堀井新太、山谷花純という注目の若手まで、幅広い世代の実力派ゲストが集結。

もちろん、主演・片岡鶴太郎を筆頭に、“山さん”こと山路刑事役・徳井優、大上刑事役・東根作寿英、坂本課長役・秋野太作など新宿西署のレギュラーメンバーも勢ぞろいし、終着駅ワールドを形作る。

また、故・岡江久美子さん演じる牛尾の妻・澄枝も、過ぎし日の追憶のなかで静かに登場。澄枝の温かい笑顔は、常に牛尾の支えだった。澄枝は本作でも、そしていつまでも、『終着駅』の世界のなかで牛尾を見守り続けていく。

◆あらすじ

夜10時過ぎ――東京・西新宿の公園で、文房具メーカー社員・伊庭崇彦(堀井新太)の遺体が見つかった。臨場した新宿西署の刑事・牛尾正直(片岡鶴太郎)は、第一発見者である被害者の妹・晴美(山谷花純)から事情を聴く。

晴美によると、夜9時に崇彦のマンションで会う約束をしていたが、インターホンの応答がなかったため、帰りを待ちながら近所をぶらついていたところ、兄の遺体を発見したという。さらに、晴美は気になることを口にする。

実は、崇彦は事件の前々日、晴美に電話をかけ、「おもしろいものを見せてやるから来い。それを見たら最初はケタケタ笑うだろうけど、最後は必ず泣く」と言っていたというのだ。しかし、晴美は、“おもしろいもの”とは何のことなのかまったくわからないと困惑していた。

まもなく茨城・大洗にある実家を訪ねていたという父親・悌二(尾美としのり)、友人と岐阜・高山に旅行に出かけていた母親・頼子(七瀬なつみ)が駆けつけた。息子の遺体と対面した2人はがく然とするばかりで、崇彦が言っていた“おもしろいもの”に心当たりはないという。

牛尾たちは崇彦のマンションを調べるが、何ひとつ引っかかるものはなかった。ただ、晴美と食べるつもりだったのか、冷蔵庫には4等分にカットされた細長いケーキが残されていた…。

まもなく崇彦は何者かに階段から突き落とされて転落し、死亡したことが判明。階段から少し離れた場所で遺体が見つかったのは、転落後、朦朧とした意識のなか、自力で歩きだしたもののしばらくして力尽きて絶命したからだと思われた。

また、事件当日、崇彦は定時退社後、同僚と居酒屋に寄ったが、店を出てから殺害されるまで2時間半の空白があるとわかる。

さらに調べを進めていくと、父の悌二は同じ文房具メーカーで長年、総務部長を務めていたが、その定年退職の日に入れ違いで崇彦が入社し社長・市野清明(国広富之)の秘書として働きはじめたこともわかった。悌二と市野は、大学時代の同期という間柄だったという。

聞き込みの結果、周囲の誰もが崇彦のことを“優秀で思いやりのある青年”と評していることが判明。牛尾はそんな非の打ちどころのない崇彦こそ、誰にも見せないウラの顔をもっていたのではないかと考えはじめて…!?

※番組情報:『森村誠一ミステリースペシャル 終着駅シリーズ37〜停年のない殺意』
2021年4月1日(木)午後8:00~午後9:54、テレビ朝日系24局

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