マヂカルラブリー、M-1優勝までの苦節12年!背中を押した千鳥の言葉「変えるな、変えるな」
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
3月8日(月)放送の同番組では、『M-1グランプリ2020』の覇者・マヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)の授業後編をお届け。
野田クリスタルが暗黒のピン芸人時代の衝撃ネタをテレビ初披露! M-1王者となるまでの苦節12年を語り尽くした。
◆暗黒時代のピンネタに、大困惑…。
前回、自分を「松本人志の生まれ変わり」だと思いこんで周囲を拒絶し、友だちがいなかった過去を激白した野田。後編はコンビ解散を3回経験したのち、相方が見つからず“孤高のピン芸人”となったところからスタートした。
後編授業の冒頭、野田は当時地下ライブで披露していた初期のピンネタをテレビ初披露!
それは、野田がミュージカル調に歌い踊る『くだらない夜のはじまり』と題したネタで、ハライチ・澤部佑が「拍手のタイミングがわからなかった」というほどシュールな内容だったが、途中、地下ライブ仲間だったアルコ&ピースの2人が一緒に歌を口ずさむ場面も!
そんな野田の難解なネタは、もちろんライブで“スベリ倒し”だったが、それを客席から熱い眼差しで見つめるひとりの男がいた。
それが現在の相方・村上。
実は村上は、『大学お笑い日本一決定戦』で2005年・2006年の連覇を成し遂げた“大学チャンピオン”。ライブで野田を見て衝撃を受けた村上はある日“出待ち”をし、「僕は大学チャンピオンです。一緒にやってみませんか?」と声をかけたのだとか。
1年間スベリ続けていた野田は、これを快諾。こうして2人はマヂカルラブリーを結成した。
結成後は若手のライブで連戦連勝するなど一気に頭角を現し、結成翌年の『M-1グランプリ2008』では準決勝進出。自身を天才だと思いこむ野田はこのとき、「天才には天才をわかりやすく説明してくれる人が必要」という教訓を得たという。
しかし、2人が目指していた『M-1グランプリ』は2010年でいったん終了。モノマネや特技ではテレビに出たくないとトガっていた2人は、次第に「1カ月に2回しか仕事がない」、「後輩がどんどん売れていく」という苦しい状況に立たされた。
その後、とにかく面白いネタを…と真剣に漫才に取り組んだ2人は、復活した『M-1グランプリ』で2017年に初の決勝進出を決めることに!
野田は、憧れの松本人志との初対面に震えながら乗り込んだものの、ふたを開けたら最下位。松本が付けた点数も低く、上沼恵美子からは「よう決勝に残れたな」と苦言を呈されてまった。村上は当時を振り返り、楽屋に帰った野田が第一声、「もう漫才できないけど…どうする?」と絶望の言葉を口にしたことを明かす。
凹みきった2人は漫才をあきらめてコントをやるか悩んでいたが、そのとき背中を押してくれたのが、自分たちと同様、吉本の養成所(NSC)出身者ではない千鳥の2人。
「変えるな、変えるな。そのままやれ」という彼らの励ましに勇気をもらった2人はネタ作りに邁進し、なんと『R-1ぐらんぷり2020』で野田が優勝! この快挙は、野田の独特なキャラクターが世間に浸透するという大きな流れをつくり、ついに3年ぶりに『M-1グランプリ2020』決勝へ。
このとき野田は、優勝以外に2つの目標を胸に秘めていたそう。それは、上沼を笑わせること、そして、大好きな松本に認めてもらうこと。しかし、優勝はしたものの、上沼と松本はおいですこがに投票するというキレイなオチがつき、野田は「ホント、こういう人生なんですよね…」と苦笑いを浮かべて自らのしくじりをまとめた。
◆次回は納言・薄幸が登壇!
次回3月15日(月)の放送は、男女お笑いコンビ・納言の薄幸が登壇。
「大人に反抗するのがカッコイイと思っていたら速攻で退学くらっちゃった先生」として、若かりし頃のしくじりを激白する。
そして、地上波放送直後、毎週月曜深夜0:45からお送りしている『ABEMA』では、マヂカルラブリー先生の後編授業完全版のほか、『岡山芸人が岡山弁を使っていないを考える』を配信中だ。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎週月曜 深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日
※放送終了後から「ABEMA」でも配信!
(※1週間無料配信。その後は1年間、有料にて配信)