『ポツンと一軒家』に“金の延べ棒”を焼く夫婦。炭焼きの魅力と、家族に秘められたドラマ
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。1月24日(日)の放送には、ゲストに馬場ふみかと桜田通が登場する。
「昔から海が好きなので、海の近くのポツンと一軒家だったら住んでみたいですね」と語るのは馬場。
桜田は「東京から離れて地方で暮らす人が多いですから、ポツンと一軒家での生活は興味があります。人里離れた山奥の荒れ地をSUV車で走ってみたいです」と自身の趣味の話題も語った。
今回は宮崎県の北部、深い山奥にポツンと一軒家を発見。衛星写真で確認してみると、四方に深い山が広がっており、林修も「周囲には何もありませんね…」とまさにポツンと建つ建物だ。
馬場は「宮崎といえばマンゴーのイメージなので、マンゴー栽培をされている農家さんではないでしょうか」と予想をするが、建物の近くに畑らしきものはなく、建物の前の土地は岩肌がむき出しているようにも見える。
林は「研究施設でしょう。荒れ地に見えるのは化石を堀り起こした跡です」と具体的な推測を。そんななか桜田は「実は若い方が移住して、リモートで仕事をされているのでは?」と語り、衛星写真の情報だけで話題が盛り上がる。
今回のポツンと一軒家は、2年前に捜索隊が宮崎県で訪れた一軒家のご主人から紹介されたもの。そのご主人は、モトクロスのコースと休憩所を自分で一から造ったという男性だ。
現在の暮らしぶりを聞くために連絡を取ったところ「友達夫婦の家に来ているのですが、ここのお宅は完全にポツンと一軒家ですよ」と紹介され、しかもその夫婦に取材の承諾も取ってくれた。
捜索隊はその夫婦のお宅を目指すべく、最寄りの集落へ。地元の人に話を聞いてみると、その一軒家は誰もが知っている“ポツンと一軒家”のようだ。
◆「木炭の里」で“金の延べ棒”を焼く夫婦
この集落は「木炭の里」と呼ばれており、目指す一軒家は備長炭を作る炭焼き小屋なのだという。集落の男性から「ここから5キロほどあるので案内しますよ」という親切な申し出もあり、男性の案内で一軒家へと向うことに。
集落から山道へと入ると、道沿いの至るところに炭窯が点在。その合間を縫うようにして山道は深い森へと続いている。さらに山を登り、景色は鬱蒼とした森からやがて見晴らしのいい山の中腹へ。その先に、目当てのポツンと一軒家が見えてきた。
そこで出会ったのは65歳の元気な女性。衛星写真で建物の確認をすると「今日は炭焼き作業のなかで、とても大事な日なんです」と、いきなり炭焼き作業真っ最中の小屋へと案内してもらうことに。
そこには最大で8トンもの木材を備長炭にすることができる巨大な炭焼き窯が。家族総出となる、炭焼きの貴重な作業ぶりを拝見する。
そして「美しく焼き上がった備長炭は、まるで“金の延べ棒”のように見えるんです」と炭焼きの魅力を語る夫婦と、その家族に秘められたドラマが明らかになる。
※番組情報:『ポツンと一軒家』
2021年1月24日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系24局