【世界ラリー(WRC)】上位3台は6秒6差 第8戦ラリー・ポーランド デイ2結果
現地時間の6月30日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦「ラリー・ポーランド」のデイ2(SS2~SS10)が行われた。
◇
2日目は3人のドライバーによる激しいトップ争いが繰り広げられた。
1位ヒュンダイのティエリー・ヌービル、2位フォードのオッド・タナク、そして3位トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラだ。2日目を終えて上位3台のマシンの差は、たったの6秒6差。4位につけている王者セバスチャン・オジェ(フォード)が35秒1差と大きく引き離され、この3人が別次元で戦っている状態となった。
トヨタは前日、3人目ドライバーのエサペッカ・ラッピが6位につけたが、後にエンジンに不具合が見つかり、メカニックたちの懸命なチェックの結果エンジンマッピングに問題があったことが判明し、無事SS2にマシンを間に合わせることができた。しかし、SS4の17.1km地点のコーナーにマシンをぶつけてしまい、右フロントサスペンションを大きく破損。そのままリタイアとなってしまった。ユホ・ハンニネンは前日の10秒ペナルティを挽回し、総合8位へ浮上している。
◇
2日目トップを取ったヌービルは、「雨で路面コンディションが悪い今回のラリー・ポーランド。出走順がとても重要だ。だから今日はなんとしてもトップを守ったまま終えたかった。良かったよ」と、明日を見据えてトップを死守したことを語った。
それを追うタナクとラトバラは、それぞれこう語っている。
「明日は大事な一日になる。SSの距離も長いし、この天気だ。そしてほとんどのSSが今年新たに設定された場所。トリッキーだよね」とタナク。
「今日の午前中は良かったけど、午後は最高の感じとは行かなかった。明日は最高の感じのまま行きたいね」とラトバラ。
ラリー・ポーランドの3日目は、SS11からSS19を争う。なお、RC1の1~10位までの結果は以下の通り。