リリー・フランキー、初共演のシム・ウンギョンと芝居対決!「エモーショナルで繊細な演技と姿勢に感動」
木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介が“影の仕事人”となり、人知れず悪をぶっ潰していく痛快ドラマ『七人の秘書』。
11月26日(木)放送の第6話で、七人の“思わぬ”敵となるのは、東帝大学病院の心臓外科教授・白鳥六郎。日本一のゴッドハンドと名高いスーパードクター・白鳥をリリー・フランキーが演じる。
イラスト、デザイン、文筆、写真と幅広い分野でマルチな才能を発揮するリリー。映画『そして父になる』(2013年)で『日本アカデミー賞』最優秀助演男優賞を受賞、ほか『万引き家族』(2018年)や、初の悪役に挑んだ『凶悪』(2013年)などで、数々の賞を受賞した名優が物語に厚みをもたせる。
そして見どころの一つとなるのは、同じく映画『新聞記者』(2019年)で、『日本アカデミー賞』最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンとの芝居バトル。リリーが「一度共演してみたかった女優さんで、そのエモーショナルで繊細な演技と姿勢に感動しました」と絶賛するシムと、念願の初共演をはたす。
一方のシムも「個性的で繊細なお芝居をされる素敵な方。カメレオンのように自由自在に芝居されるところがうらやましいです」と語るなど、互いをリスペクトする実力派俳優2人が熱く胸に迫る芝居対決を繰り広げる。
◆衝撃の事実が明らかに
東京都知事・南勝子(萬田久子)が心筋梗塞で倒れ、病院に救急搬送されたことを知った財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)は、強引な手を使ってゴッドハンドの白鳥に執刀を依頼する。
半年先まで決まっている手術の予定を勝手に変更されたことに憤慨する白鳥だが、粟田口から研究費増額をちらつかされ、あっさり引き下がる。その陰には、心臓に難病を抱えやっと白鳥に手術してもらえることになったと喜んでいたところ、一方的にキャンセルされ絶望している人がいた。
そんななか、粟田口と白鳥が繋がっていることを知った慶西大学病院 病院長秘書のパク・サラン(シム・ウンギョン)は、単身粟田口のもとに乗り込む。偶然、その姿を目撃した東都銀行 常務秘書・望月千代(木村文乃)は、その行動を不審に思う。
その後、東京都知事秘書・風間三和(大島優子)から、勝子の執刀医が白鳥に決まったと聞いたサランは、仲間たちに衝撃の告白。なんと、白鳥は幼い頃に母と自分を捨てた父親だというのだ。
母の死後、白鳥を捜すために日本に来たのに、一度たりとも会ってもらえなかったと憎しみをあらわにするサラン。幼い頃からサランが胸に抱えて生きてきた複雑な思いが明らかになる。
◆ついにサランが捜し続けてきた父親と対面
粟田口は手術を控えた勝子に退陣を促すが、あっさり拒否されてしまう。しかも退陣どころか完全復帰し、さらなる高みを目指すと息巻く勝子に業を煮やした粟田口は白鳥を料亭に呼び出し「手術を失敗してほしい」と悪魔のささやきを。
しかし、この密談をサランが聞いていた。極悪非道な企みを知った千代ら秘書軍団は、迫る魔の手から勝子を守り抜くことを決意。看護師に変装して病院に潜入。そして、ついにサランと白鳥が対面する。
複雑な親子を演じた2人は、「サランが自分の過去の痛みときちんと向き合い、やっとそれを振り切って前に進もうとする姿をお見せできると思います」(シム・ウンギョン)、「サランと六郎が親子の関係を伝え合う場面は、素晴らしいシーンになっていると思います」(リリー・フランキー)とコメント。それぞれが胸に秘めていた思いをぶつけ合う。
◆リリー・フランキー コメント(全文)
――『七人の秘書』の撮影に参加された際、現場の雰囲気はいかがでしたか?
とても温かく、物作りに対して美しい現場でした。
――スーパードクター・白鳥六郎を演じた感想をお聞かせください。
傲慢な天才外科医、研究者想いの学者、娘に対する懺悔の気持ちを抱き続ける父。さまざまな人格が入り混じる大変な役でした。
――初共演のシム・ウンギョンさんと一緒にお芝居をしていかがでしたか?
一度共演してみたかった女優さんで、そのエモーショナルで繊細な演技と姿勢に感動しました。
サランと六郎が親子の関係を伝え合う場面は、素晴らしいシーンになっていると思います。
◆シム・ウンギョン コメント(全文)
――リリー・フランキーさんとは初共演ですが、これまでどのような印象をおもちでしたか?
いろんな作品を拝見させていただき、本当に個性的で繊細なお芝居をされる素敵な方というイメージがありました。カメレオンのように自由自在に芝居されるところがうらやましいと思っていました。
――実際にリリーさんとお芝居をしていかがでしたか?
リリーさんとの共演シーンは少し緊張していたのですが、私の芝居を優しく受け止めてくださってうれしかったです。ちなみに、リリーさんがお父さんだった、という事実は私にとっても衝撃でした(笑)。
――第6話では、サランのさらなる過去が明らかになりますが、とくに注目してほしいシーンや見どころをお聞かせください。
6話ではサランが自分の過去の痛みときちんと向き合い、やっとそれを振り切って前に進もうとする姿をお見せできると思いますので、ぜひご覧になっていただきたいです。
◆第6話あらすじ
東京都知事・南勝子(萬田久子)が倒れ、パク・サラン(シム・ウンギョン)が病院長秘書を務める慶西大学病院に救急搬送される。勝子の秘書・風間三和(大島優子)がサランに勝子の病名を尋ねると、急性心筋梗塞だった。勝子の入院を知った財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)は、“日本一のゴッドハンド”として名高い東帝大学病院の心臓外科教授・白鳥六郎(リリー・フランキー)に執刀を依頼。そんな中、白鳥の名を聞いて動揺するサラン…。
一方、ラーメン店「萬」には、東都銀行頭取秘書・照井七菜(広瀬アリス)に連れられ、夫とともに青果店を営む康子が来ていた。康子は、心臓に難病を抱える夫の手術日がようやく決まったにも関わらず、突然病院から断られたという。この手術ができる医師は日本に一人しかいない…と嘆く康子の話を聞き、店主の萬敬太郎(江口洋介)は力になることを約束する。
その夜、集合した東都銀行常務秘書・望月千代(木村文乃)たち秘書軍団は、康子の手術を断った医師が勝子の手術を担当する白鳥だと知り、大ブーイング。そんななか千代は、ひとり黙り込んでしまったサランの様子が心配になり、そっと声を掛ける。するとサランは「白鳥は母と私を捨てた父親です」と、衝撃の告白をする…!母を亡くし、父に会いに日本に来たが一度たりとも会ってもらえなかったというサランは「死ぬほど苦しめてやりたい」と言い残し、店を出ていく…。
翌日、粟田口が勝子の見舞いにやってくる。体調を気遣うふりをしてやんわりと退陣を促したものの拒否された粟田口は、白鳥に勝子の手術をわざと失敗するよう持ち掛けて…?
※番組情報:『七人の秘書』第6話
2020年11月26日(木)午後9:00~午後9:54、テレビ朝日系24局