表参道の店頭に立つ、74歳のアパレルスタッフ。若い人と「同じ目標をもって進んでいけたら」
2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。
テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、貧困や男女差別、環境問題などさまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践している人たちを紹介している。
11月14日(土)の放送では、生涯現役を貫く斑目(まだらめ)敏子(74歳)さんを特集した。
「表参道にあるこのビルで働いています。今日も1日がんばります」と元気よく職場に向かっていった斑目さん。彼女は今、子ども服やインテリアなどさまざまなアイテムを扱う店で、スタッフとして働いている。
「『心と体が健康な人、100歳まで募集します』という記事だったんですね。私でもまだ大丈夫かもと思って」
求人に募集した経緯を、そう話した斑目さん。昔からの夢だった接客業に70歳で挑戦した。
ところが、働きはじめた当初ははじめての経験に四苦八苦したことも。
「接客業ははじめてなので、最初は緊張して前に出られなくて、声もかけられなかったです。あるお客様に接客しているときに、『そのままでいいんですよ。また来ますね』と仰ってくださって」
そんなうれしいひと言に背中を押され、74歳の今も生き生きと働いている。
「私たちの年代の人が働けているのは、若い人に支えられたり、助けられたりしているわけですよね。なので助けられているばかりではなくて、同じ目標をもって進んでいけたらいいなと思います」
好奇心と感謝のキモチを携えて、生涯現役。あなたの“しあわせのたね。”は、今どこに?
なお、次回11月21日(土)放送の『しあわせのたね。』では、時間がたって茶色くなったバナナを“大人なバナナ”と名付け、ケーキやジュースに生まれ変わらせてその魅力を発信している大学生たちを特集する。
※番組情報:『しあわせのたね。』
毎週土曜日 午前9:55~10:00放送、テレビ朝日(※一部地域を除く)