“ある知らせ”を受け、2年8か月ぶりに再訪したポツンと一軒家。蘇る記憶に涙
11月8日(日)放送の『ポツンと一軒家』は、「あのポツンと一軒家は今」をお届け。ある知らせを受け、2年8か月前に訪れた徳島県のポツンと一軒家のその後を追う。
まずは、かつて伺ったときの一軒家の様子から振り返り。山の中腹にある一軒家で、周囲には道路がなく、まさに集落と隔絶されたような山奥の家だ。
山の麓の家で案内をしてもらった女性から害獣よけの柵を開けてもらい、その柵を超えて急斜面の山道を歩かなければ家までたどり着けない。しかも、道らしき道はなく、崖沿いの“けもの道”だ。その山を登った先に、築200年以上という古民家を発見。そこには、家族4人でゼンマイ畑を営む姿があった。
当時96歳だったおばあちゃんは、急斜面にあるゼンマイ畑の除草作業を行っており、畑仕事が生きがいとにこやかに話す笑顔が印象的だった。
あれから2年8か月、捜索隊がその後の様子を伺うために電話をしてみると、息子夫妻が元気に対応してくれたのだが、思いがけない知らせを耳にする。
捜索隊は電話でご家族に確認をとった上で再訪することに。当時、道案内をしてくれた麓の家の女性と再訪の挨拶をしつつ、一軒家へと続く山道へ。
以前来たときはまだ雪が残る景色だったが、今回、雪はない。それでも、「こんなに急斜面でしたっけ?」と深い森の崖伝いにある山道を息をあげながら一軒家へと向かう。
久しぶりの再訪にも笑顔で迎えてくれた家族たち。おばあちゃんの若かりし日の数々の白黒写真をカラー写真にしたものを見てもらうことに。そこには、いつでも笑顔を見せるおばあちゃんの若かりし姿があった。
鮮明に蘇る記憶、涙する息子がぽつりぽつりと語ってくれたその当時の様子に迫る。
※番組情報:『ポツンと一軒家』
2020年11月8日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系24局