日向坂46・上村ひなの「今の自分がいるのは…」大好きなドラマ『相棒』で学んだ“勇気”
ドラマ誕生20周年の幕開けを飾る初回拡大スペシャルを、10月14日(水)に放送する『相棒 season19』。
最新シーズンのスタートに先がけ、「『相棒』20周年記念インタビュー企画」を実施。同企画では、“『相棒』ファン”を自称する著名人が同作への熱い思いや同作との出会い、それぞれの“おすすめエピソード”について語っている。
今回は、上村ひなの(日向坂46)のインタビューの様子を紹介。「目が離せなくなるようなワクワクするストーリー、特命係のお2人と周りの方々の掛け合いのテンポ感と安心感が見ていて楽しいです」と『相棒』の魅力を語る上村に、印象に残るエピソードや、同作から受けた影響について聞いた。
小学生のころに『相棒』と出会い、そこからファンになったという上村。そんな彼女の“『相棒』愛”が感じられる小学生時代のエピソードを語ってくれた。
日向坂46・上村ひなの(以下、上村)「小学生のとき、テレアサショップに行く機会があったんです。そこで、(『相棒』の缶バッチが出てくる)カプセルトイを見つけて、一目散に走って行って、自分のお小遣いで3回だけ挑戦しました(笑)。
そのときは、大河内監察官、内村刑事部長、米沢守さんが出てきて。その缶バッチをリュックサックにいつも付けていました。大好きなキャラクターだったので」
当時の様子を思い出し、微笑みながらこのエピソードを教えてくれた上村。幼い頃から『相棒』に触れてきた彼女に、同作を語る上で欠かすことのできない杉下右京の印象を聞いてみた。
上村「(普段は冷静な)右京さんが、たまに感情的になるときがあるんです。右京さんの内に秘めた“怒り”や“正義感”…そういった感情が溢れ出るところが、私はとても好きです。
ちょっと“曲がったこと”を言う犯人に対して、ズバっと“正しいこと”をいってくださるときがあって。それが、すごくスカッとするんです。
それに、右京さんはもちろんですが、右京さんを演じている水谷豊さんもスゴいなと思います。
目が離せなくなる瞬間というか…ずっと目で追いたくなる瞬間があるんです。水谷さんは、そのような(人々を魅了する)“オーラ”が出ている素敵な方です」
2020年、ドラマ誕生20周年を迎える『相棒』。この間、水谷豊は杉下右京をずっと演じ続けている。そこで「同じ役を20年間演じ続けることの凄さ」を、ドラマ出演の経験もある上村は、どう感じているのか?
上村「私は、高校1年生の16歳。20年ということは私が生きてきた16年よりも長い。それくらい長い時間、ひとつの役を演じ続けられているって、本当にスゴイことですよね。
いい意味で変わらないけど、見ている側を飽きさせない様なユーモアも加えつつ演じられているので、本当に素晴らしいと思います」
そして上村に『相棒』のオススメエピソードを聞くと、「女王の宮殿」(『season5』 第17話)、「BIRTHDAY」(『season11』 第18話)そして、もうひとつ“あるエピソード”のタイトルが挙がった。
上村「一番印象に残っているのは『ピエロ』(『season10』 第10話 元日スペシャル)という回。バスで子どもたちが連れ去られてしまうんですが、神戸さんと右京さんのチームワークで事件を解決していくという物語なんです。
このエピソードでもっとも印象に残っているのは、お父さんの恨みを晴らすために犯行におよんだ斎藤工さん演じるピエロが、パトカーに包囲されて自殺をしそうになるシーン。たしか無線機で右京さんに止められるというか…諭されるというか…右京さんが、それを止めるシーンがあるんです。そのシーンを見たとき、すごく感動して涙が出た記憶があります。
右京さんが、それを言葉で止めたというのが本当に素晴らしくて。このシーンで、言葉のスゴさを知りました。
また『ピエロ』には、暗闇が苦手な幼い女の子が登場します。その女の子が、他の囚われている子のために勇気をふり絞って暗闇のなかを走っていって公衆電話にたどり着くシーンがあるんです。
女の子の勇気を感じて、とても感動しました。勇気を出すことって、とても素敵なことで素晴らしいことなんだと…そのシーンを見て学びました。
それこそオーディションを受けたりするときって、勇気が必要なんです。今の自分がいるのは、もしかしたらその勇気を学んだからなんじゃないかなって思っています。
(その女の子のシーンは)すごく心に残っていて、ふとした瞬間に思い出すことがあるシーンです」
※番組情報:『相棒 season19』初回拡大スペシャル「プレゼンス」
2020年10月14日(水)午後9:00〜10:24、テレビ朝日系24局
※過去回は、動画配信プラットフォーム「テラサ」で配信中!