週6バイトの“偽セレブ”。貧乏生活で生み出した衝撃インスタ撮影法と、涙ぐましい努力
“激レア”な体験をした人をスタジオに集め、その体験談を紐解いていく『激レアさんを連れてきた。』。
10月5日(月)の放送では、“本当は貧乏なのにインスタでセレブ生活を演じつづけている人”を紹介した。
モデルの仕事をしているエリカさんは、4万人のフォロワーを抱える人気インスタグラマー。SNSの世界で日々、セレブ生活を紹介するキラキラ写真を投稿している。
しかし、その生活はキラキラとは程遠いもので、なんと週6日のアルバイトで生活費を稼いでいるという。
スタジオの平成ノブシコブシ・吉村崇に「どう見てもバイトしている格好じゃない」とツッコまれるほど、見た目はセレブ風なエリカさん。
いったいなぜセレブを装っているか聞いてみると、「やっぱりセレブな生活を送っていると思われたくて、ついついやっちゃうんです。みんなにチヤホヤされたくて」と素直すぎる答えが返ってきた。
「周りの人にセレブに見られたい」
そんなまっすぐな思いから、日々背伸びをしているという。ではどんなセレブ写真を投稿しているのか、実際のインスタ写真を見てみよう。
ニューヨークやウクライナ、マイアミで撮影したというこちらの写真。海外の風景のなかでポーズをとるエリカさんの姿は、まさにセレブそのものだ。
しかし実は、これらすべて近所の公園で撮影したもの。海外で撮影したように見せているだけの“嘘写真”だ。
番組では、そんなエリカさんのインスタ撮影に同行し、撮影の裏側に密着した。
都内の公園にやって来たエリカさん。この日は「ニューヨークのセレブが公園でバイオリンの練習をしている」というテーマで撮影するそう。
撮影場所を探しはじめると、「看板日本語ですね、ダメですね」「カラスはダメです。アジア感出ちゃうので」「後ろのフェンスは映っていないですよね?」とさっそく細かいこだわりを発揮する。
20分もかけて納得のいく場所を見つけると、ようやく撮影開始。自慢のポージングを披露し、出来上がった写真は…。
言われなければセレブに見えなくもない。“ニューヨークで撮った1枚”に仕上がっていた。
◆セレブの実態はつつましやかな倹約家
公園での撮影が終わると、エリカさんの自宅も見せてもらうことに。
セレブとは程遠い庶民的な部屋のなかには、手作りの麦茶や暗い電球など節約の証がそこかしこにあり、彼女の質素な暮らしぶりがうかがえた。
部屋でインスタ写真を撮影するときは、きれいな壁の前でと決めているそうで、そのときだけ照明を明るくして庶民感をごまかしているのだとか。
エリカさんのセレブ写真の裏側には、そんな涙ぐましい努力があったのだ。
こうしてセレブ風写真の投稿をつづけ、徐々にインスタのフォロワー数を伸ばしていったエリカさん。なんとフォロワー数は最高5万6千人にまでに達したことがあった。
しかしある日、罪悪感に耐えられなくなり、フォロワーに事実を告白したという。セレブではなく、セレブを演じていただけの偽セレブであることを自らぶちまけてしまったのだ。
当然批判の声が寄せられると思いきや、エリカさんの元には「親近感湧きました」「どんどんセレブぶってください」というまさかの激励メッセージが寄せられた。背伸びしてセレブに見られたいというまっすぐな思いが、女性たちの共感を呼んだのかもしれない。
エリカさんは今もみんなを楽しませるため、セレブ風投稿をつづけている。
※番組情報:『激レアさんを連れてきた。』
【毎週月曜】よる11:15~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)