大相撲ブームに知っておきたい!「行司」や「呼出」の意外すぎる仕事内容
最近では“スー女”と呼ばれる相撲好きの女子が出現するなど、その人気を拡大している「大相撲」。
6月24日(土)に放送された『こんなところにあるあるが。土曜♥あるある晩餐会』では、「これを知ればもっと相撲が楽しくなる! 実は私たちが“相撲界”を支えていますあるある」をテーマに、大相撲を支える裏方、行司・呼出・床山の仕組みや仕事内容を解説した。
◆意外な事務作業もこなす「行司」
まず解説されたのは、力士の勝敗を判定する重要な役割を担う「行司」。
行司も相撲部屋に所属し、相撲界全体で定員は45名と決められているため、空きがないとなりたくてもなれないという。
その中で8つの階級に分かれ、上の階級でないと横綱や大関の取組の行司を務めることはできないが、最高位まで昇格するには40年以上かかることもあるほど厳しい世界だという。
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そんな行司の仕事内容は、勝敗を決めることだけでない。
番組が潜入した“行司部屋”で行われていたのは…相撲文字の練習! その相撲文字で「番付表」や「取組表」を作成するのも行司の仕事なのだ。
さらには、取組の時間調整を行ったり、断髪式を取り仕切ったり、巡業や場所移動の際に利用する列車や船の手配もすべて行司の仕事なのだとか!
最高位まで昇格すると事務作業はしなくなるというが、勝敗をさばく行司の驚きの仕事内容に、番組支配人の今田耕司と副支配人の指原莉乃も驚きの様子だった。
◆一番呼びづらい力士名は…
一方、取組で力士の名前を読む「呼出し」にも意外な仕事内容があることが発覚!
最もインパクトのある仕事は、なんといっても「土俵づくり」。年6回の場所前には毎回10トントラック4台分の土を用意し、タコやタタキ、つき棒と呼ばれる道具を使って、呼出総動員で3日かけて作り上げるという。
また、取組中の仕事も“呼び上げ”だけではない。拍子木を打って進行や合図を知らせたり、懸賞旗を持ったり、力士や審判親方のお世話、土俵や塩の管理、制限時間を伝えたりと「取組時に一番忙しい」と言っても過言でないほど、いろいろな役割を担っているのだ。
そんな“大忙し”な呼出からは、「呼び上げをするときに2文字の力士は正直呼びにくい」という力士に対する不満が飛び出す!
十両ではじめて“たすき反り”で勝利し話題となった「宇良」を例にあげ、そのやりづらさをスタジオで披露。逆に「あ」や「お」で終わる4〜5字の名前は呼びやすいと明かした。
また、番組では力士の髷を結う「床山」にも密着。すると、床山と力士との距離がとても近いことが判明する。なんでも、力士と毎日いっしょにいる床山はいろいろな話を聞き、「力士の裏事情に一番詳しい」のだそう。
追手風部屋所属のイケメン床山がVTRに登場した場面では、指原も思わず「イケメン!」と叫ぶほど大興奮していた。
※豪華声優が集結した『こんなところにあるあるが。土曜♥あるある晩餐会』は、テレ朝キャッチアップで無料で視聴可能!(視聴はこちらから)
※番組情報 『こんなところにあるあるが。土曜♥あるある晩餐会』
毎週土曜日午後9時58分~、テレビ朝日系24局