東京で林業に奮闘していた男性。『ポツンと一軒家』放送後、各地の林業関係者から連絡が!
9月27日(日)の『ポツンと一軒家』は、「あのポツンと一軒家は今」をお届け。
1年前に訪れた北海道の山奥で発見したポツンと一軒家、そして、10か月前に訪れた東京都・檜原村で林業を代々受け継いできた男性のその後を追う。
北海道の南部、海に近い山奥で発見したポツンと一軒家。麓の集落からポツンと一軒家のある山を眺めると、山の尾根沿いにいくつもの巨大な風車が見える。
その風車に向かって進む急坂の山道を延々と進み、うっそうとした森のなかへと入っていく捜索隊。荒れた山道には人が暮らしているような気配はなく、捜索隊も「この道で本当に合っているんでしょうか…」と不安にならずにいられないほどの険しい道だ。
そんな深い森の先、風力発電の巨大風車が並ぶ尾根の近くで、ついに一軒家を発見する。
「よく来たな~」と笑いながら捜索隊を迎えてくれたのは、建物の主の男性。元々は大工をしていたという彼は、引退後に幼い頃からの念願だった池造りを実現させ、1万匹もの鯉を飼育しているのだという。
さらに、サルナシというフルーツの栽培をして、「サルナシワイン」を作り、やがては観光農園にしていきたいという新たな夢も語っていた。
あれから1年、サルナシのほかキウイやブルーベリーなどさまざまなフルーツの栽培も順調に進んでおり、観光農園への夢も近づいていると話す元気な男性の姿が。
しかしその一方で、命の危険を感じたという危機一髪のエピソードも明かす。
◆山を守り、技術を後世に伝承する男性は今
10か月前に東京都で発見したポツンと一軒家のその後も追跡。その場所とは、東京都では島を除くと唯一の「村」となる檜原村だ。
集落からかなり離れた山奥にポツンと一軒家では、江戸時代初期から400年続く家業である林業を後世に残そうと奮闘する男性の姿があった。
まず捜索隊が麓の村を訪れ、ある男性に声をかけると、なんと一軒家の持ち主の親戚だという。その男性の案内で、集落から建物へと向かうことに。集落から林道へと入ると、そこは東京都内とは思えない深い山道。延々と続く森を抜けた先で見つけた建物は、四方を山に囲まれるように建っていた。
そんな東京都の深い山奥で林業を営む男性と出会った捜索隊。かつては隆盛を誇った林業も、石油や天然ガスが使われるようになると衰退。収入は減り続けており、働き手もいなくなってしまったという。
しかし、林業がなくなってしまえば、山は荒れてしまう。男性は山を守り、技術を後世に伝承するためにも、林業を継いだのだという。間伐材を活用して薪を作り、山のなかに宿泊施設としてバンガローを建てて林業を広める活動なども展開していた。
あれから10か月、放送後には日本各地の林業関係者から連絡が入り、意見交換するなど反響もあったという。さらに、当時「家業を継ぎたい」と話していた男性のお孫さん(7歳)は「夢が一つ増えました!」という。
所ジョージと林修が「頼もしいですね!」と思わず笑顔をこぼした“夢”とは?
※番組情報:『ポツンと一軒家』
2020年9月27日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系24局