一同驚き!“しくじり先生”で歴史の授業「最新の教科書はこんなに変わってる」
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
4月13日(月)放送の同番組では、銀シャリの鰻和弘が初登壇。歴史大好きな鰻の持ち込み企画「歴史の教科書が変わっているのを知らずに子どもの教育でしくじらないための授業」が行われた。
冒頭、「鎌倉幕府ができたのは何年でしょうか?」と生徒たちに出題した鰻。教室からは「いいくに作ろう…だから1192年でしょ?」という声が上がる。
最近では、源頼朝が征夷大将軍に任命された“1192年”だけでなく、頼朝が諸国に守護・地頭を設置した“1185年”とする説もあるのだが…鰻の答えはどちらでもなく、「あなた次第」。
生徒たちは意外な答えに驚くが、鰻によると、現在の歴史の教科書では鎌倉幕府が成立した年には諸説あると教えており、“どの年に鎌倉幕府ができたか自分で考えてみよう”という方針になっているのだとか。
鰻が「これは恋愛と一緒」と言い出すと、教室は一瞬きょとん。しかし、「告白がないままつきあいはじめたカップルにとって、いつが交際スタート日なのか、解釈は人それぞれ異なる」という主張に一同は納得していた。
そして授業は、“歴史上の偉人編”からスタート。
鰻は、長年室町幕府の初代将軍・足利尊氏だとされてきた人物画が、「たぶん、高師直(こうの・もろなお)」だと紹介する。高師直は、足利尊氏の側近。どうやら、側近の肖像画をご本人と取り違えてしまった可能性があるというのだ。
また、1549年に日本にキリスト教を伝えた宣教師フランシスコ・ザビエルは、ポルトガル語の読み方“フランシスコ・シャヴィエル”と表記する教科書が出てきたことも取り上げる。これは、グローバル化に伴い教科書でもできるだけ現地の読み方に近い表記を採用するようになったためだとか。
同様に、アメリカ大陸を発見したコロンブスも“コロン”、初の世界一周を成し遂げたマゼランも“マガリャンイス”と表記する教科書があることも紹介された。
続いては、“歴史上の出来事編”。
従来、日本初の遣隋使は小野妹子とされてきたが、鰻によると第1回目の遣隋使ではなかったようなのだ。諸説あるが、小野妹子の前に派遣された第1回目の遣隋使がどうやら隋で失態を犯したらしく、日本側の記録(日本書紀)から削除されてしまったようなのだという。
さらに、日本最古の貨幣は“和同開珎”と習った人も多いと思われるが、今の教科書では“富本銭(ふほんせん)”であるとされていることも伝え、鰻は「歴史は常にアップデートされる。だからこそ歴史は面白い!」と自信満々に今回の授業の教訓を発表した。
ところが、それを聞いた教室はシーン…。鰻は「ここ盛り上がるところですよ?」と焦るが、「中盤で何回か同じようなこと言ってたし…」と生徒たちに指摘されて動揺。「僕の…以上…僕の…授業は…以上です…」と噛みながら苦笑いで授業を締めくくっていた。
なお、地上波放送直後から配信されている「ABEMA」では、鰻先生の授業の“完全版”と、ABEMAオリジナル企画「お笑い研究部 ネタ実力派芸人が情報番組で爪痕を残すを考える」第3弾を配信中だ。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎週月曜日 深夜 0:15~深夜0:45、テレビ朝日
※授業の完全版は、深夜0:45から「ABEMA」で