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「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」出展作品の制作現場公開!第2弾参加作家も発表

2017年11月1日(水)から2018年1月8日(月・祝)まで、六本木・森アーツセンターギャラリーにて「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」が開催される。

本展には、国内・海外で活躍する現代アーティスト15組の参加が既に決定。

2002年に開催された「THEドラえもん展」にも出展した蜷川実花福田美蘭村上隆森村泰昌(今回はコイケジュンコと共同制作)のほか、会田誠梅佳代小谷元彦鴻池朋子佐藤雅晴しりあがり寿西尾康之町田久美Mr.山口晃渡邊希など、日本の現代美術を牽引するアーティストたちがドラえもんを通じて現代アートの“いま”を切り取る。

 

◆展示作品の制作過程を公開!

すでに参加が発表された15組のアーティストたちは現在、「あなたのドラえもんをつくってください」をテーマに鋭意作品を制作中。

今回はそのなかから、鴻池朋子、佐藤雅晴、西尾康之の作品制作現場の様子が公開された。

 

・鴻池朋子(美術家)

絵画、彫刻、アニメーション、絵本などさまざまな手法を駆使したインスタレーションで現代の神話を描き続けている鴻池朋子は、縫い合わせた牛皮に絵を描き、まるでラスコーの壁画のような皮の洞窟を出現させる。

作品では、しずかちゃんという登場人物の謎をモチーフに、ドラえもん漫画の創造の始まりを探る。雪山でドラえもんの歌を歌う、新作映像も上映される予定だ。

 

・佐藤雅晴(美術家)

自ら撮影した動画や写真をトレースしてアニメに置き換え、映像のなかに紛れ込ませる映像作品で知られる佐藤雅晴。

彼は、現代の東京で「未来」を探すドラえもんの映像作品を制作中。作品では、ドラえもんの着ぐるみが東京の各地を歩く様子を撮影し、ドラえもんだけをアニメーション化して実写の映像と重ね合わせる。

明るい未来を描き出してくれたドラえもんが、今の世界を見たらどんな風に思うだろうか…。その心情を想像してもらうことが狙いだ。

 

・西尾康之(現代美術家)

西尾康之は、身長180cm(台座含め高さ210cm)のドラえもんの彫刻を制作。前面はおなじみのドラえもん、背面にはドラえもんの中身が機械的に造形されている。

この巨大ドラえもんの前面・背面の両面に、3DCGのプロジェクションマッピングを投影し、本作品は完成する。

西尾にとってドラえもんは、幼少期からとても親しんでいたキャラクターで、マンガという紙媒体のなかにしか存在しない「確かなれども儚い」友人であったそう。そんなドラえもんの「稀薄性」を彫刻=実像、3DCG=虚像との共存によって表現する。

 

◆新たに11アーティストの参加決定!

そして、今回新たに、クワクボリョウタ後藤映則近藤智美坂本友由シシヤマザキ篠原愛中里勇太中塚翠涛山口英紀+伊藤航山本 竜基れなれなたち11組のアーティストの参加が発表された。

彼らは、「映画ドラえもん」を題材に“あなたのドラえもん”を制作

1980年公開の『ドラえもん のび太の恐竜』以来、多くの人々に愛されている歴代の「映画ドラえもん」全37作品をモチーフに、絵画や彫刻のみならずデジタルインスタレーションや黒板アートなど、さまざまな表現手法を用いた作品が登場する

さらに、本展には合計28組のアーティストが参加。残る2組のアーティストは7月に発表予定となっている。

■「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」(公式サイト)
※開催期間:2017 年11月1日(水)〜2018年1月8日(月・祝)会期中無休
※開催場所:森アーツセンターギャラリー (東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52 階)
※お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600 (8:00~22:00)
※主催:テレビ朝日、朝日新聞社、ADK、小学館、シンエイ動画、小学館集英社プロダクション、乃村工藝社、森アーツセンター
※特別協力:藤子プロ・創立30周年記念事業