【世界ラリー(WRC)】トヨタ・ラトバラは2位!新人ラッピも2日連続のSS最速 第7戦ラリー・イタリア デイ3結果
現地時間の6月10日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦「ラリー・イタリア」のデイ3(SS10~SS15)が行われた。
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各車にトラブルが出た3日目のトップに立ったのは、オット・タナク(フォード)。2番手にトヨタのヤリ‐マティ・ラトバラ、3番手にはヒュンダイのティエリー・ヌービルがつけた。
トラブルに泣かされたのが、2日目に総合トップに立ち、3日目にも自信を見せていたヒュンダイのヘイデン・パッドン。SS12までトップを守っていたが、SS13で右後輪タイヤあたりから火を噴く形でマシンをゴールさせた。原因はSS13の序盤で岩か何かにヒットさせてマシンを破損させたこと。ドライバーのミスだった。
そしてこの日、またまた注目を集めたのはトヨタのエサペッカ・ラッピ。なんと、SS15で再びSS最速を記録。総合順位でも4位と、新人らしからぬ好成績を狙える位置で3日目を終えた。
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この日トップに立ったタナクは、「今日の午後は本当に良かった。そして多少なりともセーフマージンを保ちながら走ることができた。これでさらにプッシュできる。明日は、ラトバラと僕、どちらが速いかわからない。(勝利を賭けた)ゲームの開始だ!」とトヨタ・ラトバラとの一騎打ちを予想した。
トヨタの新人ラッピは、「自分ができる限界までプッシュした。僕達は走るごとに素晴らしいほどの経験を積み、それを血肉としていると実感しているよ」と、2日連続でSSトップを飾るなど、その成長ぶりを自身でも感じているようだ。
この新人の活躍に、トヨタのエース・ラトバラにも良い意味で影響が出てきた。「明日はまだトップのタナクと勝負することができる。だから、僕達のタイムがどうなっていくか、そこがポイントだね」とシーズン2勝目を目指す。
ラリー・イタリアの最終日はSS16からSS19を争う。なお、RC1の1~10位までの結果は以下の通り。