中井貴一、人生の師である高倉健との絆…消えゆく時代劇への想い
いま一番聞きたいあの人の言葉を心の奥底から引き出すインタビュー番組『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』(BS朝日)。
2月8日(土)に放送される同番組には、俳優・中井貴一が登場する。
デビューから40周年の中井は、現在58歳。
今回は、2歳のときにこの世を去った父・佐田啓二のこと、消えゆく時代劇への熱い想い、そして人生の師である高倉健との絆など、ほかでは聞くことのできない貴重な話の数々を語ってくれる。
◆大ヒットドラマ舞台裏、高倉健の恩恵…
東京・世田谷生まれの中井。父親は映画『君の名は』などで、昭和の銀幕を彩ったスター俳優・佐田啓二だ。
中井が2歳のとき、運転手の居眠りによる交通事故により佐田が37歳の若さで他界。亡き父の背中を見つめてきた中井の思い、そして支えてくれた厳格な母の言葉も明かす。
1983年、ドラマ『ふぞろいの林檎たち』で、生真面目で不器用ながらも社会の壁を懸命に乗り越えようとする青年役を好演し、注目される。一世を風靡した大ヒットドラマの舞台裏も語る。
1988年、NHK大河ドラマ初出演にして主役の武田信玄を演じたのは26歳のとき。当時たたき出した平均視聴率39.2%は、30年以上経った今でも大河ドラマ歴代2位の記録だ。
2003年の映画『壬生義士伝』では、家族のために人を斬る新選組隊士・吉村寛一郎を演じ、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。中井にとって、時代劇には譲れない熱い想いがあった。
2001年、中井は映画『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』の撮影のため、1人で中国に渡り、4か月間現地で暮らした。
あえて日本とは勝手が違う過酷な環境に自ら身を投じた背景には、デビュー当時から気にかけてくれていた高倉健の恩恵があるという。
インタビュアーの舘野晴彦とは同年齢。同年代同士ならではの些細な悩みから、これまでテレビで話したことのない初出しトークも。中井貴一の新たな素顔に迫る。
※番組情報:『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~』
2020年2月8日(土)午後6:00~午後6:55、BS朝日