「これ以上ないオモチャ」―新たな船で世界をめぐる戦いへ。仏の港町で新艇を祝う進水式
2019.11.21
世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
11月15日(金)に放送された同番組では、フランス北西部にある「ロリアン ラ バーズ(Lorient La Base)」を特集。
外洋レースの起点でもある港町の魅力が紹介された。
◆およそ80日間のレースをともに戦う“相棒”
かつて海軍基地があったロリアンのラ バーズ。ことし9月、この港で1艇の船が完成した。
全長およそ18メートル。最新の通信システムを完備したその船は、4年に1度行われる“単独無寄港無補給”で世界一周を競い合うヨットレース「ヴァンデ グローブ(Vendée Globe)」に参戦するヨットだ。
完成を待ちわびていたのは、プロセーラーの白石康次郎さん。
「これ以上ないオモチャをいただいた。これで地球と一緒に遊びたい」と意気込みを語り、ヨットオーナーの森雅彦氏(DMG森精機株式会社取締役社長)、チームリーダーのイレーネ・バーダー氏らと進水式で船の完成を祝っていた。
「ヴァンデ グローブ(Vendée Globe)」は約4万キロを一人きりで駆け抜けるおよそ80日間のスピードレース。美しい船と一心同体となり、海の覇者を目指す。
白石さんは完成した船でどんなレースを見せてくれるのだろうか。来年11月の出航が楽しみだ。
なお、11月22日(金)放送の『港時間』では、フランス北西部にある「サン マロ(Saint Malo)」を特集。傷んだ船を修復する1軒の“レストア工房”が紹介される。
※番組情報:『港時間』
毎週金曜深夜0時15分~0時20分放送、テレビ朝日
(ABCでは毎週金曜夜11時10分~夜11時17分放送、メ~テレでは毎週日曜夕方4時25分~4時30分放送)
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